2018-06-30 Sat
大垣菓子博2018 百菓繚乱天空のSWEETSに行ってきました。ものすごいローカルなイベント。縁あって参加する機会をいただきました。
そもそも電車で米原以降は未知数で、大垣という駅に降り立つことすら初めてです。
これはこれで、なかなか楽しい。
この大垣、なんでも水まんじゅう発祥の地だとか。それもあって、和菓子が盛んだとか。
会場は天空というだけあって見晴らしのいい眺望。定員100名の人々でにぎわっていました。

会場の様子。





















ライブで細工菓子を作ってもらえるお店もありました。











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開始の合図があると一気にカオスの世界に。この一瞬で品切れになったものもいくつかありました。
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どれもとてもおいしかったです。
さすがにすべてにについて書けないので、いくつか心に残ったものを。
・みやこ屋 西美濃しょうゆパイ
これはとても気に入りました。バターがきいたパイ生地にしょうゆの香ばしさとザラメ砂糖のジャリジャリした食感。
バターと醤油という黄金の組み合わせ。リーフパイを作る人たちは、なぜ今までこれに気づかなかったのかという感じ。
しかもザラメの砂糖というのがニクい。
・金蝶堂総本店 笹のしずく
通常でも、予約しないと売ってないお菓子だそうです。
「波照間産純黒糖を使用」とありましたが、どこか昆布のような海藻っぽい香りがする、黒糖のいい風味がしました。
おそらくミネラル分が高い高品質なものだ感じました。
「わらび餅のような、くず餅のような」餅は固めにしっかりと仕上がっていて、包まれた笹の葉の香りと調和して、
香り高くバランスのいい甘さのものでした。
・伊吹堂 みょうがもち
小麦粉と米粉の柔らかめの団子生地に、みょうがの香りと空豆の控えめな甘さの餡の組み合わせ。
みょうがも空豆の独特な香りがひきたっていて、上品ながら個性が際立ったお菓子。
みょうがはあまり好きではないのですが、この涼しげな香りが初夏にはピッタリですね。
・胡蝶庵
→名前はわかりませんが、マカロンのような見た目のもの。
フワっとした生地にいちご風味の餡がはさまれていてとても食べやすい。
この地域のいちごを使用しているそうで、自然な香りと甘さが素朴な印象を受けます。
→ほろ酔いまんじゅう
小ぶりながらも日本酒のいい香りがする本格的な酒まんじゅう。
・田中屋せんべい総本家 キャラメル煎餅まつほ
固い味噌入りせんべいにキャラメルが塗られたもの。しっかりポリポリ食感とキャラメルの風味がいい。
・金蝶園総本家 あんほわ
ちょうど明日から発売になる新作だそうです。
スフレ生地が2層になっていて、下は餡入り。生地がしっとりしていて粒あんと合っていて、いっそう食べやすい。
和菓子の食べ放題は、味が単調でどうしても30分ほどで飽きてしまうのですが、
今回は色々なお店のものでバラエティに富んでいる内容で、
ゆったりとした雰囲気で和菓子を楽しむというコンセプトのもと、バイオリンとフルートの生演奏もあって、
終始楽しい時間を過ごせました。
地域振興のイベントで、夜には和菓子と音楽とお酒を楽しむ「アンコマンないと」という、
ちょっとしたクラブイベントっぽいこともるやるそうです。
参加店舗の方やスタッフの方の手づくりで開催されていて、和菓子という昔ながらの世界を、
若い感覚で盛り上げていこうとしているところもまた好感がもてます。
お店の人たちが後片づけを自分たちでしている姿を見ていると、
この地方都市でも、多くの人においしいものを食べてもらいたいと、日々お菓子作りを生業にしている人々がいるんだなと
ふと、しみじみ感じました。
~つばめよ 高い空から 教えてよ 地上の星を つばめよ 地上の星は 今どこにあるのだろう~
この天空から、美味しいものを作り出している、世の中のSWEETSの星を多くの人に見つけてほしいなと願いました。
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