2021-04-18 Sun
スイーツブッフェ ~Berry X Berry~
その安定した内容とクオリティで、瞬く間に東海地方を代表する場所になりました。
今回は、レストランでのスイーツブッフェの開催。
いつも通り、細部までしっかりと作られているスイーツはどれも美しく、そして申し分ない味わい。
ただ、クオリティの維持と、作られる量のトレードオフの関係はやっぱり働くわけで、
客数とスイーツの種類や質を照らすと、スイーツ単体のブッフェはちょっと負担が大きいように感じました。
ここはブッフェ専用の立派な設備やノウハウがあるので、昨年開催してたようなランチやディナーを絡ませるなどの、
軽食メニューも取り入れたメニュー構成の方が、このお店で開催するスイーツブッフェとしてはしっくりくるような気がしました。
ここまで作り上げられたステキなスイーツブッフェ、うまくバランスをとって、ぜひ末永く発展してほしいですね。

フルーツ入り桃ゼリー ブッディーノ アールグレイと苺のプリン

フランボワーズとバニラのムース

小倉トースト風

ブルーベリーパイ

苺ミルクチョコ

シャルロット・ルージュ

ベリーマカロン

ガナッシュフランボワーズ

フレジェ

アンジュ

ロイヤルティーヌ苺 ディスクフランボワーズ

ムラング・シャンティー・フレーズ

ライチフランボワーズ

苺のショートケーキ

苺とピスタチオのタルト

フランボワジェ


苺クレープ

苺ブッセ

レアチーズケーキ




*************

フレジェは果汁たっぷりの正統派。そろそろ今シーズンの食べ納めかも。
ガナッシュフランボアーズ。ガナッシュがかなり固めに仕上げられていて濃厚です。

シャルロット・ルージュ
さっくりとしたビスキュイ生地のなかに、ベリーのババロアとバニラのムース。バニラの甘さでほどよい甘酸っぱさ。


ライチフランボワーズ。
ライチのすっきりした香りがフランボワーズの甘酸っぱさをを柔らかにしています。ライチはやっぱりとても使えるヤツだわ。

ブルーベリーパイ。パイ生地ががっしり、ザクザクでいい焼き上がり。
ジャムではなく実が入っているのがいいですね。パイ生地の風味が味わえます。

フロマージュ。

小倉トースト風。これはなかなかいいですね。固めの生地でトーストを表現していて、
クリーミーなあずきクリームはあっさりした甘さで、きちんとしたケーキになっています。

苺クレープの中は、苺と生クリームと、あずき少々。

レアチーズケーキ

フランボアジェ。しっかりめの生地が、どこか伝統菓子のような雰囲気を醸し出します。
甘い生地にフランボワーズがしっかりと香るクリーム。
苺ブッセ。ふんわり、さっくりとしたブッセ生地がいい食感です。中にはクリームと苺、柑橘も入っていてすっきり。

フルーツ入り桃ゼリーは粗くクラッシュしたゼリー。これはいつ食べてもおいしい。


シュークリームは、さっくりした生地の中に苺クリームと生クリーム。

パンケーキ。ふんわりしていて、意外とおいしいです、これ。
それ以上にやたらといまかったのが、フレンチトースト。粒あんがこれほど合うとは、まさに名古屋マジック。
スポンサーサイト
2020-11-03 Tue
和洋中デザート大集合! デザートコレクション
豊橋駅直結のホテルで駅から。
定期的に1階のロジェールで開催されてる「セーフティービュッフェ」のスイーツ総集編といったところ。
セーフティービュッフェの方は食事も充実してますが、今回はデザートコレクションらしくほぼスイーツメニュー。
前にディナーの部に一度来ましたが、ほんとに食事メニューが多くてかなり満腹、満足したのを覚えています。
今回のスイーツもそのセーフティービュッフェに出てきたものと同じで、特にスタンダードなメニューが選ばれている印象。
小さすぎず大きすぎず、いろんなスイーツを食べれる適度なサイズ感といい、
そのスケールの中での各テイストのバランス感といい、「ビュッフェのスイーツ」をかなり研究しているのが伝わります。
ショートケーキやロールケーキのクリームの加減や、スポンジやタルト、パイにシュー・・・生地自体の出来栄えもいい。
お酒もいい場面で適度にきかせているし、単にビュッフェ用のスイーツというところからは一線を画しています。
ディナーの時にも感じましたが、あくまで「スイーツビュッフェ」というスタンスにとても好感が持てますね。

マロンパイ


苺ショートケーキ

抹茶の焼き菓子

マロンムース

ロールケーキ

フォレノワール

レアチーズ

ホワイトチョコパッション

洋梨のタルト

マンゴーアールグレイ

キャラメルの焼き菓子

マルジョレーヌ

アップルパイ


プティシュー(プレーン、抹茶)

プティシュー(チョコ)

ベイクドチーズケーキ

HOJICHA
*************


一人一皿のモンブラン。真ん中にタルト生地が入っていて、いわば2階建てのモンブラン。

以前ディナーの時にも思いましたが、奥のフルーツゼリーがびっくりするほどおいしい。
すっきりとしていて、フレッシュのフルーツを引き立てつつジュレのほのかな淡い甘さと香りの存在感もある。
なめらかプリンは、底にバニラビーンズがたまっていて上等なやつ。

オペラもありました(一番右)
フォレノワールはお酒の香りは控えめなタイプ。

真ん中は、バナナタルトと巨峰タルト

アップルパイは、火の入れ具合が浅いタイプで甘酸っぱさとシャリ感が強い。



HOJICHA。ほうじ茶の裏でバニラの香りがする洒落たケーキ。しっとりとしたタルト生地のようなしっかりとした土台。

マロンムース

プチシューは以前実演で提供されていて、ここの看板商品。カスタードと生クリームのWクリーム体制。

レアチーズ
中華部門からは、

さつま芋の飴炊き、カスタード餡入りココナッツ団子、タピオカ入りマンゴージュース、フルーツ入り塩杏仁豆腐
ここだけ急に中華料理のデザート感が強い(笑) 塩杏仁豆腐はすっきりとしたミルクプリンのようでクセになる味。
和菓子部門からは、

団子!

みたらし、黒蜜、高山の醤油

白玉ぜんざい
団子に手を出してから一気に満腹になりました・・・さすがは我らが和菓子。
みたらしのタレもしょうゆ強めの辛いものでした。醤油の団子はその場で醤油を塗って焼いてくれます、いい匂い。
むしろぜんざいは、甘さ控えめであずきもゴロゴロ入っていて食べやすいものでした。

卵焼きとサラミトマトのサンドウィッチ、生ハムとピクルス オニオンのパニーニ
見た目は卵焼きのほうがおいしそうですが、個人的にはパニーニが好み。ピクルスがマクドナルドのやつっぽくてうまい・・・

キッシュ・アラロレーヌ(ベーコンとオニオン)、ほうれん草とベーコン チキンのキッシュ

フレンチトーストに、ポテチに、バナナ・・・ん?バナナ?しかも、マラソンの補給ブース仕様のワイルドなカッティング。
一応聞いてみました。
「このバナナはフレンチトーストにトッピングするとかですか?」
「いや、別に。そのまま食べてもらえれば」
「なんでバナナなんですかね?あ、このあたりの名産とか?」
「いや、特に。ただバナナ好きな人がいただけで」
・・・ちょっと謎のブースでした。ほんとに補給所やったかも(笑)


後半、しぼりたてモンブランの実演もありました。


こっちは台のメレンゲだけの1階建て。
2019-07-01 Mon
スイーツブッフェ スペシャルコラボレーション!に行ってきました。
結構なお値段で、内容もよくわからなかったんでちょっと迷いましたが、
告知の写真に写っていたシェフ2人が醸し出す、どこかタダ者ではない雰囲気にも惹かれて行ってみました(笑)


細工モノもきれい。
ビュッフェ台の様子。



































*************

会場は生演奏が流れていて、お客さんも適度な数で落ち着いた雰囲気でした。

今回の主なラインナップ。

ウェルカムティーのライムのティー。

マンゴータルト。しっかりした食感の残るフレッシュマンゴーに、ねっとりとしたカスタード。
このカスタード、濃厚でありながらすっきりしているのは、はちみつ、レモンが使われてるとか。
そのハチミツとレモンが主役のムース。第二は大き目マカロンが使われていて、表面は砂糖でコーティング。
ムース内部にはレモンのジャムっぽいものが入っていて、表面のレモンの酸味とムースの優しい甘さ。バランスがとてもいい。
フロマージュフィグブルー。濃厚で心地いい酸味のチーズケーキの中にはいちじくのプチプチとした食感。
そして、レーズン?とドライフルーツ二層仕立てになっていて、しかもブルーチーズを入れ込んでいるとか。


ムースショコラ。ガッツリと超濃厚なチョコムース。時折サクサクっとした食感があって面白い。


ムースフランボワーズ。ベリーの甘酸っぱいムースとバニラのムース、薄いスポンジを挟んでとどめのバニラ。
見た目以上に手がこんでいて、味のバランス感が絶妙。
ピスタチオオペラ。その辺の、「そういえばピスタチオっぽい香りがするなぁ」なんていうレベルではなく、
ピスタチオの味と香りがガツンとくる、This is ピスタチオオペラ。
トロピカル。トロピカル一辺倒ではなく、ベリーの味と香りを加えて、軽やかでありながらスイーツとしての味のまとまりがうまい。


モンブラン。中はメレンゲとクリーム、ではなく、抹茶の求肥。モンブランクリームも甘ったるいものではなく、
ベタベタな洋菓子よりも、全体的に和風感を出したかったそう。
ショコラ最中いちご。サクッとした最中の中には、ホワイトチョコとフリーズドライのいちご。
食感が楽しいことに加え、これも和風を感じさせる面白い一品。


フローズンティラミス。文字通り、やや凍ってシャリっとしたティラミス。水っぽくなってそうなイメージとは逆に、
むしろ凝縮された感すら感じる。上に添えられたコーヒーゼリーが「追いコーヒー」の役目を演じているのもうまい。

抹茶ジュレ。ジュレではなく、抹茶のムース。中にはホイップクリームが入っていて、上には葛餅っぽい食感の柚子のゼラチン。
この柚子の風味が抹茶とマッチして、清々しい和風感あふれる後味のグラススイーツ。
アイスは、なめらかでねっとりした食感、味がはっきりしていてどれもおいしい。



軽食類がやたらとおいしかったのもうれしい誤算。
ペスカトーレは具沢山で、かなり本格的な味付け。普段より箸が進みました。
スープは野菜のブイヨンスープ。適度な塩気で優しい味わい。
しめじが入った丸い容器は、アヒージョのようなもの。そっとアンチョビが添えられていて、ちょうどいい塩気と風味。
これがうますぎてツボってしまいました。これとバゲットがあればもういいんじゃないかと。



実演で飴細工を仕上げる、ピスタチオのタンバルエリーゼ。
タンバル→クッキーの杯、エリーゼ→飴細工のドーム、ということらしい。
といいつつ、主役はこのピスタチオのアイス。オペラと同じく、ピスタチオの風味が強くて濃厚。

終盤には氷細工の実演も。
やっぱりこの2人、タダ者じゃなかったと確信しました。
*************
価格が結構高くて、種類もさほど多くなかったですが、満足感はかなり高かったです。
それもこれも、とにかくバランス感が絶妙で完成度も高く、スイーツ一つ一つのクオリティがかなり高い。
ある意味、いくつも食べるようなビュッフェ用のスイーツじゃないのかもしれませんね。
やっぱり、本当においしいものって、見た目はシンプルで、なんでもないようなフリをしてたたずんでいるんですよ。
余計なものはいらないという域にまで達しているというか。
そして、「あれとこれを組み合わせてるからおいしい」とかではなく、
「なんだかよくわからないがやたらとおいしい」と、理屈を超えた魅力があります。
その魅力はやはり、細かな部分まで工夫されて作り上げられているプロの技なんだと確信しました。
フロマージュフィグブルーで、あのシンプルな見た目からは想像もつかないような手数がかかってる過程を聞いたときに、
それを強く感じました。
ちょっと玄人寄りで、それこそ生業にしてる人なんかにはいい内容だと思います。
また、僕もそうですが、夜間飛行とか好きな人は気に入りそうなテイストの、とてもいいビュッフェだなと感じました。