2018-06-30 Sat
大垣菓子博2018 百菓繚乱天空のSWEETSに行ってきました。ものすごいローカルなイベント。縁あって参加する機会をいただきました。
そもそも電車で米原以降は未知数で、大垣という駅に降り立つことすら初めてです。
これはこれで、なかなか楽しい。
この大垣、なんでも水まんじゅう発祥の地だとか。それもあって、和菓子が盛んだとか。
会場は天空というだけあって見晴らしのいい眺望。定員100名の人々でにぎわっていました。

会場の様子。





















ライブで細工菓子を作ってもらえるお店もありました。











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開始の合図があると一気にカオスの世界に。この一瞬で品切れになったものもいくつかありました。
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どれもとてもおいしかったです。
さすがにすべてにについて書けないので、いくつか心に残ったものを。
・みやこ屋 西美濃しょうゆパイ
これはとても気に入りました。バターがきいたパイ生地にしょうゆの香ばしさとザラメ砂糖のジャリジャリした食感。
バターと醤油という黄金の組み合わせ。リーフパイを作る人たちは、なぜ今までこれに気づかなかったのかという感じ。
しかもザラメの砂糖というのがニクい。
・金蝶堂総本店 笹のしずく
通常でも、予約しないと売ってないお菓子だそうです。
「波照間産純黒糖を使用」とありましたが、どこか昆布のような海藻っぽい香りがする、黒糖のいい風味がしました。
おそらくミネラル分が高い高品質なものだ感じました。
「わらび餅のような、くず餅のような」餅は固めにしっかりと仕上がっていて、包まれた笹の葉の香りと調和して、
香り高くバランスのいい甘さのものでした。
・伊吹堂 みょうがもち
小麦粉と米粉の柔らかめの団子生地に、みょうがの香りと空豆の控えめな甘さの餡の組み合わせ。
みょうがも空豆の独特な香りがひきたっていて、上品ながら個性が際立ったお菓子。
みょうがはあまり好きではないのですが、この涼しげな香りが初夏にはピッタリですね。
・胡蝶庵
→名前はわかりませんが、マカロンのような見た目のもの。
フワっとした生地にいちご風味の餡がはさまれていてとても食べやすい。
この地域のいちごを使用しているそうで、自然な香りと甘さが素朴な印象を受けます。
→ほろ酔いまんじゅう
小ぶりながらも日本酒のいい香りがする本格的な酒まんじゅう。
・田中屋せんべい総本家 キャラメル煎餅まつほ
固い味噌入りせんべいにキャラメルが塗られたもの。しっかりポリポリ食感とキャラメルの風味がいい。
・金蝶園総本家 あんほわ
ちょうど明日から発売になる新作だそうです。
スフレ生地が2層になっていて、下は餡入り。生地がしっとりしていて粒あんと合っていて、いっそう食べやすい。
和菓子の食べ放題は、味が単調でどうしても30分ほどで飽きてしまうのですが、
今回は色々なお店のものでバラエティに富んでいる内容で、
ゆったりとした雰囲気で和菓子を楽しむというコンセプトのもと、バイオリンとフルートの生演奏もあって、
終始楽しい時間を過ごせました。
地域振興のイベントで、夜には和菓子と音楽とお酒を楽しむ「アンコマンないと」という、
ちょっとしたクラブイベントっぽいこともるやるそうです。
参加店舗の方やスタッフの方の手づくりで開催されていて、和菓子という昔ながらの世界を、
若い感覚で盛り上げていこうとしているところもまた好感がもてます。
お店の人たちが後片づけを自分たちでしている姿を見ていると、
この地方都市でも、多くの人においしいものを食べてもらいたいと、日々お菓子作りを生業にしている人々がいるんだなと
ふと、しみじみ感じました。
~つばめよ 高い空から 教えてよ 地上の星を つばめよ 地上の星は 今どこにあるのだろう~
この天空から、美味しいものを作り出している、世の中のSWEETSの星を多くの人に見つけてほしいなと願いました。
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2018-06-26 Tue
お茶スイーツビュッフェ 和みに行ってきました。(6/24)こちらのスイーツビュッフェは利用することがなかったのですが、なんだか人気があるようなので、ちょっとのぞいてみました。
今日知ったんですけど、リモネとアネックスリモネがあるんですね。行かれる方はご注意を。
ビュッフェ台の様子。いくつかアップにしているものがあります。

















食事系
















お茶のドリンク

食事系にバイキングの定番ラインナップが並んでます。
スイーツビュッフェというよりも、スイーツの多いランチバイキングといった感がありますね。
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最初の一皿。抹茶のパスタ仕立て&柚子のスープ

抹茶の葛切りと柚子シロップの組み合わせ。これは抹茶の香りが出ていて、柚子とよく合っていました。
開始後、しばらくは混雑していました。食事派とスイーツ派に分かれますが、ややスイーツ派が多いか。


全体的に、よく言えばはっきりした味、悪く言えば大味です。スイーツは甘さが勝った、どこかで食べたことがあるテイスト。
お茶の繊細な香りを味わう、というより、緑色のショートケーキやモンブラン、チーズケーキといった感じでしょうか。
チョコレートムースもほうじ茶の風味が消されてしまっていて、お茶を入れる必要もなかったような気がします。

食事系はガッツリ系が多いので食べやすそうなこの辺を。よくある普通な感じです。


一人ひとつ、シフォンケーキをいただけます。クリームを好みの量かけてくれます。ちなみに、これで「少な目」です。

これ、結構おいしそうに見えました。焼きおにぎり茶漬け。

ジャスミンアイスとほうじ茶シャーベット。
工夫とか組み合わせに感動するものもなく、見たままの味ですね。特にコメントすることもあまりないかな。
ほんとにランチバイキングの延長でスイーツビュッフェをやってみましたという感じ。
ただ、これだけ集客できていることに驚きました。PRの重要性を改めて感じましたね。
色んなお店のスタッフの方とよく話で出てくるのが、
アンケートに、「カレーや唐揚げを置いてほしい」という声が絶対あるそうなんです。
実際今日も大盛パスタに唐揚げをのっけていくお兄さんも結構見かけましたし。
ここは、そういう声にしっかりと応えた食事系の内容ですし、スイーツも言うならばわかりやすいものなので、
そういうニーズに応えた、手っ取り早く行けるスイーツビュッフェとして、ここはかなり適していると思います。
なので、このブログに来る皆さんがわざわざ行く場所でもないのかなと思います。
2018-06-25 Mon
デザートバイキング June Brideフェアー に行ってきました。今日は昨日と打って変わっていい天気でした。

ここの魅力の半分はこのロケーション。できれば今日のように、天気のいい日に行きたいですね。
ビュッフェ台の様子。











アマレーナ芦屋の焼き菓子





食事系。







ドリンク



この回は6組ほどの利用で、ゆったり広々と利用することができました。
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最初の一皿。薔薇と桃のムース クレームダンジュ。バニラアイス添え。
控えめで爽やかな香り。両サイドに薄い飴を添えてあっていいアクセント。

今回もフルーツを使ったものが多く、爽やかで食べやすいものが多いです。
ウェディングがテーマとあって、ココナッツやホワイトチョコの組み合わせも多いのも好きな感じです。

青りんごのムースなどはすりおろしたリンゴが入っていてややザラッとした食感。
下の台はクッキーの表面を飴でコーティングしていて、食感もよく味に深みが出ています。
同じく、ライムのクリームシューも、上に薄い飴、台にパイ生地を敷いてあって、楽しい食感。
クリームが甘酸っぱいライムの香りのもので、口当たりがよくとても食べやすい。
ハチミツとナッツのムースもおいしい。他に爽やかなものが多いせいか、名前以上にコクがあってしっかりした味。
その中で脇役のチェリーがいい仲介役を演じています。

ミントゼリーは意外と甘めのテイスト。パンナコッタもミルク感が強くコクがあるものでした。
ホワイトチョコムースはホワイトチョコの芳醇な香りが印象的。

今回、この焼き菓子も結構楽しみにしていました。
クロスタータがとてもおいしい。芳醇なバターの香りする生地と果実、コンフィチュールのシンプルなもの。
通常のタルトと違ってクリームがないので、生地自体をよく味わえるのがいいですね。

軽食も、野菜が多く使われていておいしいです。サラダも枝豆などが入って具沢山。

ここのハヤシライス、結構具沢山でちょっとうれしい。

実演の白いどら焼き。皮は米粉だそうです。思ったよりしっかり固め。
餡は、フランボワーズ、トロピカル、あとは普通の粒あんと白あん。

ジューンブライドがテーマとあって、ベイクドアラスカの実演もあります。

ラム酒がしっかり効いていて、ほろ苦くてとてもオトナな味。やっぱりラム酒が効いたスイーツ、好きですね。
以前はアシェットデセールと並べられてるスイーツとの間に、クオリティの面で若干開きを感じていたのですが、
今回などはどちらも遜色ないレベルですね。
上に書いたように、細かい部分まで丁寧にしっかり作られて、味に深みが出てる印象を受けました。
最近スイーツビュッフェに力を入れている感もありますし、これから期待できそうです。
2018-06-24 Sun
RESORT SWEETS BUFFETに行ってきました。今日はあいにくの天気でしたが、ここから見える風景はそれも趣きのひとつに変えて、落ち着いた午後を演出しているようでした。
ビュッフェ台の様子。いくつかのものはアップにしています。






























食事系。







外の雨模様とは対照的に店内はきれいなスイーツで南国ので彩り。楽しい感じですね。
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プチシュークリームとフルーツセット。マンゴーティーソーダも後ほど。
フルーツセット、これはいいですね。特にパイナップルが熟していてとてもおいしい。

いっそう目をひくフルーツコンポジションゼリーはフルーツぎっしり。これだけフルーツがふんだんに入っているものは初めて。
ゼリーはほぼ補助的でフルーツが存分に味わえます。
これも目をひくギャラクシーマンゴーチーズケーキ。見た目のインパクトとは逆に、マンゴーとチーズの爽やかな味。
この組み合わせ、最近気に入ってます。周りのローストされたココナッツの食感もいい。
クラフティは、たまごの芳醇な香りとフルーツの甘酸っぱさがよく合っています。たまごはなんだか落ち着く味わいですね。
ケークアナナスシトロン。これ、ケシの実が周りにまぶしてあって、これがトロピカルフルーツの香りと意外に合います。
ロールケーキは弾力感のあるしっとりした生地がよかったですね。

タルトレットは中にホワイトチョコ。何かわかりませんが、フワッとジンジャーのような香りがしてトロピカルのクセを増しています。
ムースリーヌ、クリームがソフトクリームのような香りがしてどこか懐かしい味。クリームの下にはマンゴー。
トロピカルココナッツムースは、意外とあっさりした味。ココナッツ本来の香りだけでそれほどきつくないです。
フワッと香るココナッツとフルーツで口当たりもよく食べやすい。
バナナミルフィーユは、一般的なミルフィーユの簡易版のようなもの。
これぐらいのほうが食感も感じられて食べやすくていいような気がしますね。サクサクパイ生地がバナナをよく引き立てています。
ショコラパッションムース。これはかなり意外な味。見た目に反してトロピカルの酸味が前面に出ています。
チョコはほんとに少し香る程度です。

赤い色のものがグアバゼリーだと思うのですが、とても濃厚な味。一方のものは、上に練乳がかかっていました。
シークワーサープリンはやや酸味が勝っていますが、プリンの甘さとマッチして食べやすいものでした。

食事系、結構本格的な味でおいしいです。ライスコロッケはクリーム系の味付け。しかし、やはり炭水化物満載ですね。
スープは冷製で、とてもクリーミーなものでした。

ライブキッチンのかき氷。氷はミルクのものですね。下にはマンゴーソース。

同じくライブキッチン。チーズとオニオンだけのシンプルなピザ。

ここのアイス、おいしくて変わったテイストもあって、こっそり楽しみにしています。

「人生はどちらかです。勇気をもって挑むか、棒にふるか。(ヘレン・ケラー)」
ここはひとつ、ゴーヤのアイスと泡盛のソルベで攻めていきましょう。
これがまた、両者とも素材がそのまま活かされていました(笑)
ゴーヤは、味と香りもさることながら、食感もカッテージチーズのようにモロモロっとしたものでした。
僕は結構ゴーヤいけるほうなのですが、きびしい人は多いかも。これ、たぶん黒糖系の味とあわせるとおいしくなりそうです。
黒蜜をかけるのもいいし、個人的には、黒糖のクッキーを砕いていれたらイケる気がします。
泡盛はお酒の香りが高くてなかなかおいしい。お酒好きな人にはぴったりだと思います。

「人生の99%が不幸だとしても、最期の1%が幸せならば、その人の人生は幸せなものに変わる。(マザー・テレサ)」
ゴーヤの余韻が残る中、口直しに・・・(笑)
焼きバナナのアイスとライチとパイナップルのソルベ。
ソルベはもう間違いない組み合わせ。フルーツがそのまま使われていておいしいです。
アイスの方は、バナナに少し洋酒が香ってフランベした雰囲気がよく表現されています。こちらもおいしい。
全般的に、素材の味が活かされて、引き出されていて、フルーツおいしさそのものが味わえるビュッフェでした。
なんでも、すべてではないですが、今回は沖縄の農園のものが使われているとか。沖縄の素材が多いのもうなずけます。
なので、フルーツ自体が他とはちょっと違ったグレードの高さを感じました。
彩りもよくて、フルーツ好きな人は特に満足できる内容だったように思います。
2018-06-17 Sun
スイーツビュッフェ ウェディング に行ってきました。最近、6月ということだからか、ウェディングをテーマにするところをちらほら見るようになりました。
これが意外といい反応を示している気がしますね。
ビュッフェ台の様子。



ウェディングケーキは3台配置されています。

















パン各種








サラダ

食事系



ツナクリームのパスタもありました。
ビュッフェ台の配置がやや変わっていて、気のせいか幾分豪華に見えました。
ウェディングとはいえ、通常のものも多く置かれていて、相変わらずバラエティに富んでいます。
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先月は来れなかったのですが、開始後の混雑も相変わらずです。





以前は、種類が多いといえど、かぶり気味のものがあったりしていましたが、
スイーツのバリエーションが広がって、内容がよくなってきているように思います。
洋ナシのゼリーにシソをトッピングするなど、面白い発想のものもあったりと、新しい風も入っているように感じました。
モンブランのタルトや、抹茶のロールあたりは安定しておいしいし、キャラメルマンゴーもいい組み合わせでした。
今回グラス系も多く、どれもよかったです。バナナをトッピングしたグラスのミルフィーユも食べやすくていいですね。
焼き菓子も多くて、そろそろ疲れてきたという頃にとても重宝します。
名札はありませんでしたが、サクサクのクッキーがあって、とてもいい出来だと思いました。
よくよく見てみると、ウェディングというテーマは、ウェディングケーキが置いてある以外はあまり関係ないですね(笑)
このウェディングケーキ、実際目の前にしてみると、確かにテンションあがるんですよね。
思わず勢いよく取ってしまうんですが、クリームがものすごい重い。
そもそもあまりクリームが得意でないのでかなり苦戦しました。
聞いてみると、成型など扱いやすくするために、通常お店で売られてるものより重めのクリームにしているとか。
終盤、このウェディングケーキの残骸を見ながら、
「これって結構残ってるけど、もう何にも使えないよな」なんて話をスタッフの方としていたら、
「まぁでも、お客さんが喜んでいっぱいとってくれてたんで・・・」と言ってて、改めて気づかされました。
多かれ少なかれ、作り手の人は、喜んでほしいという想いを込めて、スイーツを作ってるんですよね。
「おおっ!本物のウェディングケーキ!」という最初のその瞬間の嬉しそうな顔のために時間をかけて作って、
最後、いわばその作品を自らの手で廃棄するという切なさ。
その想いを、こちらももっと真摯に受け止めるべきだなと思いました。
2018-06-17 Sun
ストーンフルーツデザートブッフェに行ってきました。つい2か月前は土日各3部まで満席で大盛況だった店内が、今日はすっかり寂しい雰囲気。
「水物」とはよく言ったもので、移り気な人の好みに係る商売というのは、なかなか大変なものです。
ちなみに、ストーンフルーツは=固い種が入ってるフルーツのことだそうです。
ビュッフェ台の様子。

















食事系。








ライブのスイーツ。

アイスもあります。



ティー各種。

各テーブルもさることながら、ビュッフェ台も平面に陳列されていて、どことなく殺風景な雰囲気でした。
「アルコールを使用しています」という札もいくつか見受けられます。
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前回と同じく、スイーツ全般、おいしいのはおいしいんですよ。普通に。一般的なお店ならこれで全然OKでしょうね。
ただ、如何せん、ここに足を運ぶ多くのお客さんが期待してるのは、ここでしか味わえないスイーツなんですよね。
「ん?なんだこのスイーツ。妙においしいな。もう一回食べてみよう」
種類がさほど多くなくても満足感が高いのは、一つのスイーツの味や香り、食感に奥深さがあったから。
残念ながら今はそれを感じることが少ない。
一言で言ってしまうと、エッジが立ってないんですよね。
例えば、アボカドと蜂蜜~なんて、名前はかなり目をひくんです。つかみはOK。
もっとアボカドのクリーミーな食感を全面に出して、レモンか何かでサッと香りづけしたら、チーズケーキに合うかなぁ、とか。
青梅ロールケーキも、もっと梅の酸味を強くして、ホワイトチョコのクリームにレモンピールあたり加えて、
爽やかで深い味にしたらいいのかなぁ、とか。
求肥包みも、桃のムースじゃなくて、桃の果実をレアチーズのクリームで合わせて求肥に包んだらよさそうだなぁ、とか。
ボンボンも、ジャスミンの香りが弱いので、いっそ香辛料入れてオリエンタルな感じにしたらうまいかなぁとか。
ブリュレも、どうもぼんやりした香りなので、バナナあたり入れると合うかなぁ、とか。
ブランデーケーキにはナッツ、ガトーはザクザクのクランチ層を入れて食感があったらなぁ、とか。
アルコールを使ってる割には、あまり感じないなぁとか。
最後のとどめの一手の余白が残っていて、個性が出る前に完結してしまってる気がします。


食事系も今回はやや落ち着いた感がありますね。これもおいしいのはおいしいです。

アイスも相変わらずうまく作ってると思います。チョコレートとアプリコットのアイスがよかったかな。
普通においしいのに物足りないっていうのも酷な話ですが、それだけここのビュッフェには期待が大きい証なんですよね。
昨日も、作り手の人柄とかが出ると書きましたが、きっと優等生が多いんだと思うんですね。
もうちょっと曲者になって、「え、大丈夫?」と言われるぐらい、
もっと胸元をえぐるようなきわどい球を投げ込んだらいいのに、という印象です。
スタッフの方も、転換期を迎えて、色々と試行錯誤してるのを感じるだけに、どこかもったいない気がします。
あと、ちょっと気になるのは、どうも会社側に意向が内容にも影響してそうな感じがあることですね。
ビュッフェがいまいちになるのは、大抵会社側が口を出しすぎることに起因することが多いので、そのあたりは気がかりです。
行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。
「水物」はいいときもそうでないときもあります。いいビュッフェになっていくといいですね。
2018-06-17 Sun
5組限定のスイーツビュッフェに行ってきました。三ノ宮を過ぎると、電車は海沿いを通って、途中、須磨を通ります。
学生の頃、当時ハマってた「ビーチボーイズ」というドラマの影響もあって、夏になると須磨の海にもよく行ってました。
今でも、車窓から見える須磨の海を見ると、どこか胸がときめくような切ないような不思議な感じかします。
大してきれいな海ではないのですが、あの時期の一コマ一コマは今でも美しく思いだされます。
垂水の駅から歩いてひと坂越えた住宅街にある小さなお店です。
ビュッフェ台の様子。












スタンダードで、体に気を使ったメニューが並んでいます。
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少数精鋭で、アットホームな店内の雰囲気でした。

注意書き。

全体的に無駄な甘さや香りを使ったものではなく、優しい味のホームメイド感あふれるものでした。
ショートケーキのクリームは軽いもので、スッと溶けていく感じ。
タルト類はしっかりの台生地。ナッツのものはゴロゴロ入ったナッツの食感と香りがとても好みのもの。
かたや、桃のコンポートのものは、弱めのクリームでソフトな口当たり。
チャイプリンは香辛料がきいたものではなくて茶葉本来の味で作られていました。ちょっとほうじ茶っぽい味。
抹茶ケーキは、ホワイトチョコの影響からかまろやかな印象。粒あんがニクいトッピング。いいバランス。
豆腐入りチーズケーキは、サワっとした食感が面白い。軽い口当たりですがチーズの香りはしっかり。
ゼリーは、聞いたことないトロピカルフルーツを使っていました。ほのかに南国の香りがして、意外とクセは弱い。
あと、コーヒーがバランスがよくておいしかったのが印象的でした。
以前にも書きましたが、スイーツって作り手の人柄が表れるもので、素朴で優しい印象を受けました。
このお店、一人で運営されてて、カウンターの中で一つ一つ着実に仕事をこなす姿が印象的でした。
準備して補充して、そしてこの後後片付けして、きっと大変でしょうね。
それでもビュッフェを開催するというあたり、意志の強い方なんだろうなぁと感じました。
冒頭で触れた「ビーチボーイズ」も、社会の歯車の中で生きていた一人の男が、
自分の思うように生きるもう一人の男に出会うところからドラマが始まります。
このお店のホームページを見ると、
身体にいい食材、人のつながり、自然など、自分の果たしたい想いを「食」で表現しようとする意志を感じます。
何かを見つけた人を見たようで、応援したくなるお店だなと思いました。
2018-06-16 Sat
コンラッドベア・イン・ジャーニーに行ってきました。エレベーターに乗り込んで気づきましたが、40階にあるんですね。
なんとなくインターコンチネンタル大阪っぽい作りで、黒を基調としてる分、こっちの方がクールな印象。
ソファで外国人同士が話してる様子なんかは、まるで映画のワンシーンを見ているようです。
15分前ぐらいに到着しましたが、待ってる人もいませんでした。こういう余裕を感じられる空気感はさすがですね。
ビュッフェ台の様子。




















食事系








ドリンクはコーヒー、紅茶をオーダーする形。
種類は多くないですが、四季を表現しているだけあって、どっしり~フルーティーまでバランスが取れている印象を受けました。
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案内されると、すぐにスタートになります。写真撮りたい人はご注意を。

ヴィクトリア蜂蜜ケーキは、ルドールでもあった英国スイーツ。バタークリームでしっかりスポンジ、いちごジャムでやや重め。
NYチーズケーキは、口当たり重めのタルト地か敷いてある王道のもの。
カップケーキはフワフワで軽く、口溶けのいいもの。雪を表現するにはぴったりの食感。
抹茶ケーキは、抹茶シフォンにミルク系のクリーム。クッキーはややビスケットに近い感じのもの。

ルバーブとレモンのミルフィーユは、レモンは香りだけで、思ったほど酸味は強くなく、爽やかな香りと甘酸っぱい味。
パイの食感もいい。切りにくいのがやや難点。
フィグムースケーキは、表見はマンゴー、中はミルキーな弱めのムース。クッキーの台生地で、味と食感がいいバランス。
マンゴータルトはパイナップルも入っていてこれがよく合う。先日も書きましたが、何かと合わせたほうがマンゴーは輝きますね。
プティフールは2種ともやや酸味が勝ったもの。下はクッキーにチョコを巻いたもので、食べやすい。
メロンゼリーが、ザラッとした食感で意外とおいしい。



軽食は割と好みのラインナップでした。野菜を使ったもの、脂っこくないものが多くてどれもおいしい。
ポークロインは、まぁ蒸し豚ですね。香味野菜の香りがフワッとして、脂身も少ない。
ヌードルサラダライムドレッシングは、アジア風味の春雨サラダですね。ナンプラーとライム、少しパクチーの香りがします。
サーモンのビーツ風味は、脂がのったサーモンがとにかくおいしい。オイルとレモンだけのシンプルな味つけもいい。
スイカとモッツアレラは、カプレーゼのスイカ版みたいなものですね。スイカが甘くておいしかったです。
クレープ包みはベリーを巻いたもので、これは食事系ではないかな。きのこのマリネもありました。
パスタは随時作っていく感じで、台にあることがあまりなく、できた瞬間もらっておくのがベスト。
小エビとトマトソースのものですが、小エビがやたらいい香りとダシで、カップラーメンを想像させるようなテイストでした。
全体的にシンプルでさっぱりした味付けのものが多くて、スイーツの合間にはちょうどいいと思いました。
ヒルトン系列ということで、かなり期待せずに行きましたが、フタを開けるとそれほど悪くなかったという印象です。
店内の雰囲気がとてもいいですね。40階だけあって眺望がとてもいい。
淀川を眼下に見て、抜けるような青空と遠くにそびえる山が見えます。
妙なハリボテもなく、大人っぽい雰囲気で落ち着いた雰囲気で食事できます。
デトックスウォーターがあるなど、特に食事系についてはヘルシーで食べやすいものが多いのもいいですね。
スイーツは驚くほどのものはないですが、適度にデコレーションされてかわいい雰囲気です。
そもそも高額というのがネックですけど、一般の女子会にはぴったりかもしれません。
2018-06-10 Sun
アゴーラ・スイーツラウンジ「マンゴー」に行ってきました。最初に言ってしまうと、今回どれもこれもおいしかったんですね。
このマンゴー、他の食材との相性がとてもいい気がします。
圧倒的な存在感を放ちながらも、他の味や香り、風味とうまく調和し、なんなら脇役になって引き立てることもできるすごいヤツ。
いうなれば、朝ドラのヒロインみたいなものでしょうか。
マンゴー+αという組み合わせが、どれも「ちょうどいい」ストライクゾーンになっていたのかなと思いました。
ビュッフェ台の様子。
















食事など。












最近、特に和食がかなりシブい路線になってますね。提供の仕方もこの一角だけなんか雰囲気あるし。
来月あたりハモでも出てくるんじゃないかという凄みすら感じます。どことなく我が道を進んでる感じ、好きですね。
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ウェルカムドリンク。トロピカル系のドリンクって、やたらおいしいです。

今日のメニュー。

マンゴーのタルト。宮崎産のマンゴーだそうです。ただ、それ以上に感心したのは、食べたときに何かがフッと香るんですね。
それがものすごくマンゴーとクリームを繋げる役割をしていて、めちゃめちゃおいしかったんです。
聞いてみると、バナナが使われているそうです。とてもいいバランスができていて、技ありです。
ココナッツマンゴー。シンプルな作りで、ココナッツ感はそれほど強くなくて食べやすい。
これも、最後に少しザラッとした食感がほのかに残るので、聞いてみるとココナッツをすりおろして入れているそうです。
バジルとマンゴーのフレンチパイ。バジルはどれほど強くなくてサクサクの食感。どことなくチーズっぽい香りもして食べやすい。
ミルフィーユもそうですが、ここのパイ生地はやっぱりおいしいですね。
抹茶とマンゴーという組み合わせはあまり聞きませんが、よかったです。
甘めの抹茶クリームとクランブルのクッキーの食感がよく合っていました。
ガトーマンゴーもしっとりしてて食べやすい。パウンド好きの僕としては、外せないですね。ちなみにここでもバナナ登場。
もう、バナナをテーマにビュッフェ開催するしかないですね、これは。

グラス系はもどれも気に入りました。
ぼっかけ白桃がものすごい桃の味と香りが芳醇なもので、シンプルがゆえに本来の味わいを楽しめるものでした。
枝豆のぜんざい風。和とアジアをうまく融合していました。タピオカとココナッツミルクなんだけど、あっさりした口当たり。
マンゴーカフェもよかったです。コーヒーのブランマンジェが、ラテのような味と香りで、それに爽やかなマンゴー。
登場人物だけだとあまり合いそうにないのですが、このあたりもさすがだなと思いました。

パンも相変わらずおいしい。テリーヌも気に入りました。甘みと酸味がちょうどよくてフルーツいっぱい。朝食に食べたいかも。


パテとマンゴーのサンドイッチを食べると、マンゴーは食事としても使えるなぁと感じました。
しつこめのパテに爽やかさな香りが加わってとても食べやすい。
干し貝柱とザーサイのロワイヤルもなかなかシブいですね。シンプルな味付けで優しい口当たり。
生姜をきちんと添えたもずく酢もそうですが、アスパラ豆腐もわさびとダシの味付けで、口に入れた瞬間、
それまで見ていたマンゴーの夢の世界から一気に引き戻してくれます。
変にマンゴーを使ったものよりも潔くて、いいアクセントになっていい役割だと思いますね、おいしいし。
あと、地味に油断できないのがスティックパイ。今回の黒コショウはかなりおいしいです。

パフェ。これはあえてのチョコづくし。とはいえ、ムッとするほどチョコではなくてスッキリ食べれるものでした。
このあたりのバランス感覚もいいですね。

最近ますますライブ感が出てきた実演スイーツ。今回は液体窒素で仕上げたライチのシャーベット。
もはや理科の授業に近くなってきました。ていうか、そのまま入れちゃうんですね!ってちょっとびっくりしました。
ライチとマンゴーも一見互いに主張しそうですけど、かなり合いますね。同じ南国生まれだからですかね。
主役のマンゴーもさることながら、その魅力をうまく引き出しているシェフの力も相変わらずさすがだと思います。
毎回言いますけど、ちょっとしたことなんですけどね。
タルトのバナナもそうですけど、トロピックはライムの香り、モヒート風ゼリーはチョコムースにもミントを少し足して、
そのちょっとしたことが、例えばクリームとフルーツやゼリーとムースの調和を生み出してとても深い味わいに変わりますね。
そのセンスと、デティールにこだわる姿勢は、好感と感動すら覚えます。
また次回、期待したいですね。
2018-06-09 Sat
期間限定スイーツビュッフェ第2弾に行ってきました。前回のスイーツビュッフェ、ランチビュッフェ、と味と内容で気に入ったので、今回も来てみました。
今回も満席でしたが、前回のようなヒートアップ感もどこか収まっていて、雰囲気もよくなったように思いました。
ビュッフェ台の様子。









































スイーツはホール、食事も大皿で配置されていましたが、今回はどれもグラスなどで小さいサイズにされています。
それもあってか、品数がとても多くて華やかで、前回とはまた違った雰囲気ですね。
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開始の合図があって少しの間は混雑して、なくなったものも多くありましたが、どれもほどなく補充されていきました。
とにかく品数が多いですが、とりやすく工夫もされています。

わらび餅。抹茶やいちごのフレーバーは新しいですね。塩気がほのかにあってキリっとしてた口当たり。

アメリカンチェリーとカシスのコンポートはあまり煮詰めていないチェリーがゴロゴロ入っていて、香草の香りもあってさっぱり。
香草といえば、グレープフルーツとバジリコのタルトもバジルの香りが強いものでした。

バナナのロールは意外なほどあっさりした味わいで、バナナを感じられるものでした。
マンゴームースは皿に取ることすら難しいぐらい柔らかなもので、マンゴーの香りと味が豊かなものでした。

牛乳のみつ豆というだけあって、これも甘さはかなり控えめ。豆の少し青い香りとフルーツを感じました。
ドライトマトのマカロンは、サクランボとリコッタチーズがメインの味ですが、どこかあっさりしているのはドライトマトの味ですかね。

トロべジェンヌ 有馬山椒の香りは、ブリオッシュ生地にクリームを挟んだものに山椒のお茶を添えたもの。
普通ならどこかに山椒を混ぜ込んでそうですが、あえて添えるだけ。これもまたいい提供の仕方ですね。
味の方は、これもしつこくないクリームのもので、ほのかに香る山椒のお茶との組み合わせがとても上品。

ブリュレも、ホワイトアスパラが使われていて甘さ控えめのもの。アスパラのややザラッとした食感がありました。
皿にのっているものは王道のしっかりスイーツで、よくできてます。カトレアに置いてるやつに似たものがありますね(笑)
中はカトレアよりもミルク感が強いもので食べやすい。食べやすいといえば、杏のコンポート杏仁もいい口当たりでした。


今回食事系は全部グラスに入れて提供されています。
見栄えもいいし、種類も多くて、しかも取りやすいので、こっちのほうがスイーツビュッフェに合ってる気がします。

意外とパンも人気です。
クロワッサンダマンドなんか絶対うまいですね。半分焦げてるんじゃないかというほどの焼き加減でした。
トマトのジャムというのが出てました。これがまた本当にトマトのジャムなんです。

結局、最後はこのあたりの焼き菓子が気に入りました
キャラメルのタルトは、ナッツとレーズンとキャラメルという殺人的な組み合わせ。
フロランタンも胡麻の香りがよくあっていて、スティック型というのも次の手をそそらせます。
そして、ケークフリュイ。フルーツパウンドですが、ふんだんにドライフルーツが入っていておいしい。
品数がとても多くて、一回りするだけでおなかいっぱいになりました。
全体的に、甘さ控えめでフルーツや香草、野菜をふんだんに使ってあって、創造的で楽しいものが多く、
とてもバラエティに富んだ内容でした。
甘さやクリームでごまかすのではなく、一つ一つの食材を味わうことができて、深い部分で食材と向き合っていると感じました。
名札を見てるだけでも楽しくなりますね。
スイーツにしろ食事にしろ、ここのテイストはとても肌に合っていて、とても満足しました。
ぜひまた開催してもらいたいものです。