2019-10-27 Sun
〇安定感と守備範囲の広さは抜群。食事のバラエティも豊富で、色々な楽しみ方ができる。栗と林檎の和スイーツコレクション
今日は店内もずいぶん落ち着いた様子で、比較的ゆったりと時間を過ごせました。
栗に林檎に、しかも和・・・これ以上ないワードが並んでいて、とても心躍るテーマです。









































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栗と黒豆のテリーヌ。「蒸し羊羹」や「ういろう」を感じさせる、和菓子感がたっぷりのテリーヌ。
白あんとホワイトチョコの競演というのも味わいどころ。
林檎とさつまいものプリン。こちらも、プリンというよりは、栗きんとんあたりの和菓子でありそうな一品。
ねっとりとした生地はさつまいものザラッとした食感が残っていて、シャリシャリのリンゴのダイスが爽やかに感じます。
栗のミルフィーユ。ホワイトチョコと抹茶のガナッシュが印象的。栗もさることながら、さりげないドライベリーの酸味がいい。
林檎とほうじ茶のチーズケーキ。もし、自分がメニューを考えたとして、この3つを組み合わせるかなぁと思いました。
ほうじ茶とチーズケーキはいけそうですが、そこで「林檎」をチョイスできるかな。
なんてことを思いながら食べてました。
栗ときなこのオペラ。これもそうですね。オペラにきな粉を使おうと思うかなぁ。
ここのたどり着くまでの道のりをイメージすると、そのセンスや技量は、やっぱりすごいなと感心します。
林檎とアプリコットのケーキ。角のない甘酸っぱさが心地よく、すっきりした味わい。
栗のシブースト。小さいながら香ばしい甘さは、まさにシブーストのそれ。台はフィナンシェにような生地。
黒糖と林檎のパウンドケーキ。林檎が入ってるからか、水分が多めの生地で、黒糖のミネラルを感じる香り。

スコーンの添えられたアップルバターはやや酸味が勝ったもの。マロンデニッシュはクリームたっぷりです。


絞りたてモンブラン。モンブランとカスタード、2つのクリーム層。厚みのあるビスキュイでサクサク。
このモンブランクリームが一番モンブランらしくておいしい。

ランチ、ディナービュッフェは、北海道フェア。いももちが無駄にうまくて困る・・・

栗と林檎という素材を使って、見事に和の世界観を表現していると感じました。
「栗と林檎」×「和」・・・この「素材×世界観」というテーマの設定はうまいと思いましたね。
「いちご」、「ショコラ」、「秋の味覚」、もしくは「アリス」「シンデレラ」「クリスマス」・・・大抵はどちらか一つなんですが、
2つの軸を設定するととたんにイメージがクリアになる気がします。
それは、X軸とY軸の2次元の世界で、ベクトル線が明確になるかのよう。
作る側も食べる側も、生み出させる方向や世界観を共有できて、「なるほどね」と感じる瞬間が増える気がしました。
きな粉×オペラ、抹茶ガナッシュ×ミルフィーユ、ほうじ茶×チーズケーキ、和菓子を思わせるようなテリーヌとプリン・・・
なるほど、このスイーツに栗や林檎を使って、こういう組み合わせやアレンジをして「和」を表現してるんだ~
そう考えると、また違った面白さ、楽しみを感じます。
今後も楽しみなビュッフェです。
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2019-10-26 Sat
ペーストリーブッフェ 秋の収穫祭特集
日中はまだまだ暑い日が続きますが、街を歩くとキンモクセイのいい香りが漂っていて、ますます秋めいてきましたね。
そろそろクリスマスや年明けあたりの予定も出始めてきて、時が駆け足で過ぎていくようです。





















中盤から投入


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ポティロン。ほどよいかぼちゃの風味を残しつつ、さっぱりとした後味で意外なほど食べやすい。
モンブラン。サクサクのビスキュイが全体の半分を占めていて、一般的なものより軽く仕上がっています。
プラリネマロン。マロンを使ったケーキのお手本のような一品。チョコのクランチ層の食感ともよく合っています。

芋ロール。中央にダイスの芋が入っていて、他はノーマルなロールケーキ。品のいいクリームとしっとりとした生地。
ハリエって、ロールケーキもやっぱりうまいじゃん。と今回再認識しました。
ショコラアールグレイ。アールグレイの香りが割と強く、そこにホワイトチョコのドシっとした甘さが加わります。
レザン。ぶどうの芳醇な甘酸っぱさが落ち着いた秋の果実を感じさせます。

ポムカシス。こちらは逆に、リンゴとカシスの香りで、春を思わせるような爽やかな甘酸っぱさ。この組み合わせも合いますね。


個人的に、今回はタルトがシンプルで好みのものが多かったです。そもそも、ここの芋タルトと栗タルトは大好き。
どちらも、少し洋酒が香っていて、芋臭さ、栗臭さを見事に風味へと変換しています。
素材をうまく活かしてるといえば、食感と風味がフィーチャーされた。くるみタルトもよかったです。
アップルクランブルチーズタルト。
ちょうど「ダイヤモンドヘッドマーケット&グリル」のスコーンのラインナップに、この組み合わせのものがありました。
リンゴとクリームチーズと聞くと、どこかアメリカ的で、ドドーンと詰め込まれているイメージがあるんですが、
当然といえば当然ですが、とても品よくまとめられています。クランブルの食感もとてもよく合っています。

終盤、ショーケースになかったもので切ってもらった、いちごとフロマージュのムースのケーキ。
甘酸っぱいいちごとチーズのコクを感じるフロマージュのムースは、まさに名コンビ。来月の準備かな?

焼きたてバームクーヘン。

アイス。

ビュッフェ台の焼き菓子。

ピザパンとキッシュ。

ピザ。
今日はちょっと控えめにしようと思ってましたが、結局マックスで食べてしまった・・・やはり秋の味覚の魔力。
栗や芋、かぼちゃの素材も重苦しくなく、むしろ軽やかに仕上げられていてスムーズに食べることができました。
来月にも期待。
2019-10-22 Tue
◎開催日が障壁も、なんとか都合をつけて訪れたいお店。












以後、時間内に追加~









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ウィーンの森

森スグリとレモンのパイ

シャインマスカットタルト

グランノール

アールグレイショート

ピスターシュ


洋栗のモンブラン


ジャック

プリントルテ

オレンジタルト


フルーツタルト

ザッハトルテ

いちじくとフルーツのタルト
どのケーキも断面の層がきれいで、細やかで丁寧に作られている印象です。
秋仕様の重めのスイーツ、というより一年を通して旬のフルーツを使ったものをメインに、というスタンスを感じました。
岡山ということで心理的なバイアスがかかってるのかもしれませんが、シャインマスカットをはじめとして、
フルーツ自体がおいしいと思いました。
タルトは円形と三角の2種類の台生地が使われています。円形はザクザクのクッキー、三角は少しフカフカした厚めの生地。
特に三角のタルトにはカスタードが使用されていて、プリンとババロアの間ぐらいの、やや弾力のある食感。
ジャックの上のキャラメルの層も同じように作られていて、むしろムースよりも食べやすい。
そのジャック、上の層はほとんど甘味がなく、ふわりとキャラメルの香りがする程度。
層を重ねることで味のバランスを表現していて、食べ方によっていろんな楽しみ方ができそうです。
グランノール。うん、おいしい。周りのフィルムを取った瞬間に、品のいい抹茶の香りがふわりと漂います。
通常なら、どんな形であれあずきを使ってそうですが、ほうじ茶のフィアンティーヌを使って一層お茶の香りを引き立てています。
ピスターシュ。ピスタチオの香りはするものの、なぜかとてもフルーティーな味わいがします。
外のムースや中央の薄いスポンジもピスタチオですが、中には2種のムース、タルト生地の中にはベリーが入っていたりと、
層の厚みが生んだ味わいなのでしょう。
また、ショートケーキやザッハトルテ、先のグランノールなどに使われているスポンジ生地は、柔らかいというか淡い。
口どけがいい、というのとも違う、崩れやすく儚い食感。そのため、見た目以上にスイスイ食べられる。
プリントルテ。たぶん前回も食べたと思いますが、もしかしたら、これが一番気に入ってるかも。
上のプリンは前述のように、もはやカスタードの層の一部となっていて、ショートケーキさながらの生クリームといちご、
そして下部にはザクザクのチョコのクランチが入れられています。オールスターの面子を集めて、文字通り厚めの層です。
層が織りなす彩りと、それぞれの層の味の調和、どれもまさに機能美を感じるスイーツです。
2019-10-21 Mon
〇一見スタンダードに見せながら、大胆なオリジナリティーも併せ持つ。まだまだ進化中。ハロウィンスイーツビュッフェ





























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柿と山椒のムース



適度にハロウィンのデコレーションが施されて、色彩豊かで華やかです。
中でも一番目を惹いたのは、ウエディングケーキサイズのでっかいケーキ。こういうのがあると、自然と気分も盛り上がります。
と言いながら、マルジョレーヌ、紅茶のタルトあたりが気に入りました。
マルジョレーヌは、ピスタチオとチョコを合わせたもの、ナッツのクリーム、バニラクリームの三層仕立ての伝統菓子のアレンジ。
とにかくナッツの香りが満載で、それぞれの層のコク、特にピスタチオとチョコの層の存在感が際立っています。
紅茶のタルト。紅茶のバディに選ばれたのはオレンジ。これが非常によく合う。
柔らかな甘酸っぱさで、紅茶の香りとよく馴染んでいるのは、オレンジを紅茶で煮込んでいるからだそう。
おばけパウンド。ピスタチオを使った素朴なパウンドケーキ。オバケ部分はカカオ味で別に焼いているとか。
カボチャとバニラのムース。かぼちゃはかなり主張が弱め。全体的にミルク感に包まれているムースケーキ。
かぼちゃプリン。逆にこちらはかぼちゃの主張が強めのプリン。メリハリをつけた構成です。
竹炭と紫芋のロールケーキ。単に黒色を表現するためだけに使われる竹炭は味気なくて好きではないのですが、
マフィンに使われたバタークリームもそうですが、しっかり味わいがあるもので、丁寧に作られている印象を持ちました。
柿と山椒のムース。そうそう、こういうのをさりげなく置いてるのがここの真骨頂。ハロウィンって何?って世界観。
山椒はそれほど強くないですが、その風味は感じます。柿もしくはチョコのクランブルで好みの加減で楽しめる。
パンが相変わらずおいしい。
キッシュの厚さときたら・・・ほうれん草だけでなく玉ねぎも沢山入っていて、クオリティ高め。
キャラメルナッツのデニッシュ。これは好きなやつですね。ナッツのザクザクとデニッシュのサクサク、これはマズい。
あと、いつものことですが、やっぱりミックスサンドがやたらとおいしい。たまごとハムでシンプルなものなのになぁ、なぜだろ。
ハロウィンのメニューに寄せていたからか、わかりやすい一般的な顔ぶれが多かったように思います。
それでも、ハロウィン一色、というわけではなく、スタンダードなものや変わり種もあって、バラエティに富んでいます。
メニューの構成や一つ一つのケーキの味の決め方、デコレーションの仕方を見てると、
細やかな配慮や計算で組み立てられていますが、反面、形にするときには結構大胆さを持ち合わせているように感じます。
緻密な配分でマルジョレーヌを作る一方、でっかいケーキをポンッと出したり、
いつぞやはブロッコリーをポンっと・・・てこともありましたし。
個人差はあると思うんですが、女性って、慎重に見せながらも、むしろ男性より思いっきりがいいと思ったりするんですよね。
そういう気持ちのいいところが、胸をすくような感じがして結構好きなんですが、
ここのパティシエさんも女性で、そういう気持ちよさを所々に感じることがあって、そういう点でも好きなスイーツです。
ますます、面白くなっていくような感じがしますね。
2019-10-20 Sun
◎丁寧でセンスを感じさせるスイーツ。アクセス難以外は非の打ちどころがないデザート&パンビュッフェ 「秋の味覚フェア」

































~出来立てのタイムサービス


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マロンショート。昨日のたんどーると同じように、モンブランクリームを添えたショートケーキ。
こちらはモンブランクリームが控えめで、上品な生クリームの口あたりが楽しめて、よりショートケーキ寄り。
カットした栗も結構入っていて、秋の味覚を最も感じるケーキの一つ。
紫芋モンブラン。ここのケーキは、メインの素材の味わいが強めに出ているものが多くて、これもその一つ。
紫芋のクリームって、それほど主張のあるものはないんですが、これはなかなか芋の香りが引き立っています。

和栗のモンブラン。栗のモンブランは毎回登場するレギュラー。ただ、毎回毎回どこか違っています。
今回は和栗のクリームということもそうですが、台生地にくるみ、上にはメレンゲの欠片を仕上げにトッピングして、
複雑な食感と香りを演出しています。
カボチャチーズ。スフレ、というよりも、しっとりとねっとりの間の、ベイクドのような変わった食感のやや重めの生地。
味自体はかぼちゃサラダを感じさせるような、割とあっさりとしたもの。
いちじくのタルト。今回はいちじくのタルトが2つあります。こちらはフレッシュの果実を使ったカスタードたっぷりのもの。

モンテリマール。前回からの続投。ナッツとドライフルーツがふんだんに入っていて、さわやかなオレンジの香り。
タルトポティロン。アプリコットのような甘酸っぱいジャム表面にが使われていて、ちょうど「さっぱり煮」のような味わい。
かぼちゃのタルトという名前から感じる重さはあまり感じず軽やか。
栗のタルト。生地にラム酒が使われていて、焼く過程で飛んでしまうからか、ラムの風味はかなり控えめ。

キャンドル。きれいな層がパッと目を惹くケーキ。香ばしいキャラメルとフランボワ―ズの甘酸っぱさと香りがいいバランス。
黒ゴマタルト。中華菓子かと思うほど、黒ゴマ一色で、香ばしい香りの黒ゴマが存分に味わえる。

さつまいもタルト。こちらもさつまいもの直球勝負。人によっては「芋臭さ」と評する香りが、どこか素朴に感じるタルト。
いちじくのタルト。こちらは赤ワインで煮詰めた、ドライを思わせるようないちじくを使用していて、
フレッシュのものとはまた違ったいちじくを味わえる。


サンタンドレ。さりげなく置かれているものの、実はかなりおいしいチーズタルト。
チーズの名前をそのままケーキの名前にするほど、チーズをフィーチャーした濃厚な口あたりのケーキ。
にもかかわらず、チーズ特有のムッとする感覚はなく、むしろフレッシュなミルクを思わせるような爽やかな香り。
シンプルながら、意外と奥の深い味わいです。



焼菓子の「津の森」、なんか食べたことある懐かしいお菓子だなぁと考えていたら、京都の「阿闍梨餅」のような感じ。

「秋の味覚」っていう言葉の響きは、なにかこう、ワクワク感や期待感がありますよね~なんてお店の人と話してました。
収穫の秋というだけあって、フルーツの種類も多いし栗、芋、かぼちゃ・・・お菓子にぴったりの素材もいっぱい。
ここは、そんな素材の風味を活かして、どのスイーツもとても丁寧に作られています。
単に足し続けていくだけでなく、黒ゴマタルトやさつまいもタルトのように、「何も足さない、何も引かない」という感覚も、
やっぱりセンスがいるもんだなと感じました。
これからも楽しみなビュッフェです。
2019-10-19 Sat
◎しっかりと、そして痒いところに手がとどくような出来栄えで、安定感あふれるビュッフェ。
10月のケーキバイキング










~後半に入れ替えで登場したもの~



他、赤ワインゼリーも登場しました。






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マロンショート 洋梨とキャラメルのムース いちじくタルト
ショートケーキといえど、ただ栗が入っているだけではなく、デコレーションにはモンブランクリームが添えられていて、
ありそうでなかった、豪華な競演が実現した食べごたえのある。それでいて、さほど重さを感じないというから参る・・・
これ、好きですね~洋梨とキャラメルのムース。キャラメルはミルク感が強めのもので優しい。
洋梨のフルーティーな香りと口あたりが爽やかで、キャラメルの重さとのバランスがいい。
いちじくタルト。大胆にカットされた皮を残したフレッシュいちじくの強い風味と味わい。「いちじく食べたなぁ」という感じ。
台生地はほのかにピーナッツのような香ばしい香りがして、それもまたいちじくをよくひき立てています。

ラズベリーショコラ ブラックロール カシスオレンジ ドットムース カシスベイクドチーズ



ドットムースのオレンジはかぼちゃのムースでかぼちゃ感はあまりなく、重くない。
存在感のあるミルクチョコのムースと口の中でほどよくマッチして、これもいいバランス。
カシスオレンジ。どちらかというと、オレンジの味と香りの方が強く、なんだかフランスのお菓子のような異国感を感じます。
しっかりと詰まった生地も、伝統的な洋菓子の装い。
カシスベイクドチーズ。さぞ酸味が強いだろうと思っていましたが、ベイクドチーズのコクが結構強い一方、
カシスとチーズの爽やかさな甘酸っぱさがそのコクを包みこんでいます。
ラズベリーショコラ。ベリーとチョコのゴールデンコンビ。ベリーはより甘酸っぱく、チョコはより重厚に、
それぞれが違ったベクトルに向かうことで、むしろ調和が生まれています。これも、しっかりした生地の層でおいしい。
ブラックロール。紫いものモンブランクリームが甘さを引っ張っていて、中のクリームの主張は少な目。

かぼちゃモンブラン 後半登場の、かぼちゃプリン 赤ワインゼリー

同じく後半登場の、かぼちゃシフォンケーキ りんごタルト
ここのシフォン好きですね。しっとりとしていて目が詰まってしっかりした感じの生地。
固めのクリームとほろ苦いキャラメルソースでデコレーションされて、普通のシフォンケーキではなく、しっかりとケーキしてます。
りんごタルト。アーモンドクリームの生地にりんごをのせたものではなく、キャラメルのクリームとりんごを合わせたタルト。
りんごの甘酸っぱさ、キャラメルのまとわりつくような味わい、これも凸凹をうまく調和させておいしい。

チョコのバウムクーヘン

ビュッフェ台のお菓子
注目すべきは栗のケーキ。強めにきいたラム、しっとりとしたパウンドっぽい生地と栗のほくほくした食感。
何気なくビュッフェ台に置いてる割には、とても雰囲気があっておいしいケーキでした。

キッシュ。鮭ときのこが入っていました。
全体的なメニュー構成、個々のスイーツ、とにかくバランス感がいい。
それぞれの特徴はしっかり残して、しかもその重さを感じさせない、細部まで丁寧に作られたケーキ。
来年も期待ができますね。
2019-10-14 Mon
◎さりげない演出の中に、秋の味覚をふんだんに取り入れた、安定感抜群の内容秋の収穫スイーツブッフェ













(完成前)

(完成後)











鶏ひき肉と野菜のカレー


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今月のクラシックショコラは洋梨ver。洋梨のシャリっとした食感と口あたりで、一気に食べやすさがアップします。

エンガディナー。前に一度見たことありますね。くるみとキャラメルのヌガーが入ったクッキー地の伝統菓子。
今回は小さい一口サイズになっていて食べやすい。
キャラメルポワール。たっぷりと盛られたバタークリームの中には、香ばしいキャラメルムースと洋梨。なかなかの食べごたえ。
マローネ。500円玉ほどの小さいサイズなのに、マロンとラムの芳醇な香りが満載。
フィナンシェをねっとりさせたような密度の高い生地に甘栗が添えられています。シンプルに栗の魅力を味わえます。


所々、控えめにハロウィンのデコレーションがされてますね。この控えめでさりげないぐらいがちょうどいい。
シャルロットポワール。そのデコレーションが目を惹きます。これを「焼死体」と評した我が師には、一生勝てないと思いました(笑
やや大きめのサイズながら、口あたりのいいババロアと洋梨の爽やかさで、意外とスッと食べれる。
洋梨と木苺。名前通り、甘酸っぱいイチゴとみずみずしい洋梨でフルーティーな一品。
・・・と思いきや、後味にホワイトチョコの甘みが漂うあたりは、さすがのババゾン。
ショートケーキは、今回いちじくver。

かぼちゃとリンゴのタルト。甘酸っぱさやフルーティーが封印されて適度な甘さのリンゴと、自然に近い味のかぼちゃ。
全体的に素朴で優しい味わいに仕上がっていて、サクサクした薄い皮の食感も楽しい。

マロンパイ。そもそもパイ生地がうまい。その上表面はシュガーコーティングされているので絶品。
中には黄金色の栗が入っていて、ほんのり温かい。シンプルながら、細部までよくできていると感じさせる一品。
ラムレーズン饅頭。名札を見たときに、ある意味最も目を惹かれました。
桃山を思わせるような乾いた生地は和菓子そのもの。ホワイトチョコが加えられた白あんとレーズンでなんとも不思議な世界。
一口サイズで何度も食べたくなる味。

芋栗南瓜パフェ。底にはあずきが敷かれていて、洋梨のコンポート、栗の甘露煮、芋ようかん、クリームとバニラアイス。
そして、かぼちゃチップ。芋ようかんにはホワイトチョコが加えていて芋臭さをなくしているそう。
さりげなくかけられたチョコクッキーのクランブルがいい仕事をしてます。
ロマノフ。ラムが香るマロンのムースにしっかり甘くてミルク感の強いクリームがのせられています。
かぼちゃのグラス。かぼちゃはやや塩気を感じるぐらいで、自然な味。クランブルと底のクリームとのバランスがいい。

洋梨のロールケーキ。クリームは塩っぽさを感じるキャラメル。和梨かと思うほどシャキシャキしたフレッシュな洋梨が印象的。



スープはコーンスープ。
折りからの台風の影響で、開催日が1日になってしまったビュッフェ。
お客さんもそうですが、お店の方もたくさんスイーツを用意して待ってたはずですからね。
天災で仕方ないこととはいえ、大小さまざまな影響が出るのは本当に難儀なことです。
幸運にも参加する機会を得られたということで、行けなかったファンの方にもできるだけ伝わるように書きたかったんですがね・・・
こうして気ままにビュッフェに行けることに感謝する連休となりました。
2019-10-13 Sun
◎木の実を中心にしたドッシリと濃厚なスイーツで、秋の到来を感じます。アゴーラ・スイーツファクトリー Vol.3 "栗とナッツのハロウィンパーティー"

台風一過。昨日までの混乱が嘘のように、さわやかな休日の一日になりました。
魅力的な秋のテーマということで、さぞ店内も賑わっているのかと思いきや、意外や意外、ずいぶん落ち着いた雰囲気。
こちらでも、台風の影響があったようです。

棺桶ティラミス

ミルフィーユ

タルト・オレリア

フレーズ・ピスターシュ

パンプキンタルト

和栗のモンブランタルト

カフェ・ノワ

パレダマンド

シャルロットマロン

泉州産バターナッツ かぼちゃのプディング

洋梨のロールケーキ






*ライブキッチン*

絞りたてモンブランとバニラアイスクリーム

ベリーコンポートが入ったピュイダムール

ローストポーク 銀杏ソース グラナ・パダーノで仕上げるゴロゴロお肉のラグーパスタ












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今回のメニュー


栗とナッツ・・・こんなにダイレクトな好物のテーマってあるだろうか。
「好みの味」でいくと、まるで読まれていたかのように、カフェ・ノワ、パレダマンド、タルト・オレリア・・・で三球三振。
一球目、カフェ・ノワ。ミルクコーヒーのこってりしたクリームと、香ばしい香りと食感のくるみの競演。
通常ならチョコとかキャラメルを合わせてくるんでしょうが、あえて外してくるのがニクい。空振りで1ストライク。
二球目、パレダマンド。重めのラインナップが並ぶ中で、こういうシンプルな焼き菓子はかなり光る。
ナッツの食感、洋酒の香りも相まって、噛めば噛むほどこみあげてくるうまさ。見逃しで2ストライク。
三球目、タルト。オレリア。「何、これ?」が最初の感想。単にナッツにとどならない木の実の風味、じわっと広がる酸味、
その上、少しの塩っぽさとチーズの後味・・・口の中の味覚すべてを刺激するような、なんともクセになる味。
この味は、今まであまり経験したことない。ということで、見たことのない変化球で空振り、三振。
和栗のモンブランタルト。これはもう、言うことなし。これを食べないと秋が来ないというか。
毎年、回を追うごとにマイナーチェンジするのも面白い。
今年はメレンゲのサクサク感は控えめで、クリームがかなりフィーチャーされてますかね。
そう考えると、iphoneとかワインみたく、「私は○○年バージョンが好きだな」みたいな楽しみ方もできそうです。
僕は、このタルトを初めて食べたときの衝撃もあって、初回バージョンが今でも記憶に残ってるかなぁ。
パンプキンタルト。シナモンの効き方が絶妙で、かぼちゃをうまく引き立てています。とても雰囲気のあるタルト。

ちょっと影の薄いグラス系こそ、ここの真骨頂。
栗とお米のババロワ。お米をねっちょりと炊き上げ、ほどよくラム酒を効かせています。
組み合わせ、作り方、うまいこと考えたなと素直に思いました。
レモングラスのゼリー。そう、レモンじゃなくて、レモングラス。無駄な酸味はなく、さわやかで少しクセのある香り。
一服の清涼剤のように、途中の気分転換にもちょうどいい。

パンは華やかでした。これ、パンビュッフェででてきたら相当おかわりするのになぁ。
クロワッサンはフワッとした食感。メロンパンの表面のカリカリの感じがステキ。


もはや名物となったピュイダムールはベリーの酸味が特徴的。クリームもミルク感が強くなっていたように思いました。
モンブランタルトのサクサク感を控えたのは、こっちのモンブランでメレンゲを使うためだったとか。
こちらはイタリア産の栗のモンブランクリーム。和栗と食べ比べるのもよし。




そろそろこちらも、食事も含めてチョイスして食べないといかんような感じになってきました・・・
ローストポークはまた立派なお肉・・・銀杏にピーナッツバターを合わせた、ちょっと変わったソースがなんだかクセになる。
パスタとローストポークの一皿だけで、結構いい食事になります。
サーモンやサンマの魚、きのこなど、秋の味覚がさりげなく使われていて、とてもバランスのいい内容でした。
ここのビュッフェに来ているゲストの人たちを見ていると、
「今日もここに来てよかったなぁ」という幸福感や安堵感に包まれているように感じます。
それぞれいろんなことがある中で、そう思えるひと時を与えられることができるというのはすごいことだと思います。
単に「おいしい」ということだけでなく、その一歩向こうの、感動や驚き、
そんな心を動かされる瞬間へのニーズを満たせているからでしょうね。
これからも楽しみなビュッフェです。
2019-10-12 Sat

折からの台風接近で予定が二転三転し、困った末にこのお店。
どんなときでも確かな味と内容で迎え入れてくれる、わが心のふるさと。












今回のメニュー



シャインマスカットのタルト
サクッとしたタルト生地、クリームのバランスがよく、シャインマスカットが最大限引き立てられています。

アップルパイ
ややフレッシュなものと完全に煮切ったもの、この2層仕立てになったフィリングがたまらない。甘酸っぱさが絶妙。


ティラミス
マスカルポーネ、というよりも、ミルキー感が強いクリームで優しい味。


むらさきいものモンブラン

栗のモンブラン


鳴門金時のモンブラン
贅沢なモンブラン3種の食べ比べ。どれもそれなりにボリュームもあるものの、食べ進めるとその重さはあまり感じない。
他のものもそうですが、余分な甘さがなく、栗や芋の風味が活かされているため。
どれもおいしいですが、鳴門金時が気に入ったかな。モンブランらしいビジュアル、クリームの口あたりと甘さが上品。
後味に鳴門金時のほのかな香りが残るのもいい。


バスクチーズ
今回楽しみにしてたものの一つ。クリーミーでさわやかな酸味はまさにチーズそのもので、かなり濃厚な口あたり。
チーズ好きにはたまらない一品。

かぼちゃのモンブランロール
さっきのモンブランと同じく、かぼちゃの風味や舌触りがよく活かされたクリームで、重さを感じさせない。

バナナタルト
さりげなくチョコチップが入っていて、火が通ったバナナ特有の芳醇な香りがよく出ています。


ゴールドキウイのタルト
甘酸っぱい、というよりもさわやかな甘さが広がるのは、まさにゴールドキウイのそれ。
いちじくのタルトもそうですが、フルーツが大きく大胆に使われているので、フルーツの味や風味が強い。
となると、通常はタルトの台生地やクリームの存在はあまり感じませんが、
こちらはタルト生地もカスタードもしっかり作られており、それぞれのフルーツと調和したスイーツとして成立しています。

いちじくのタルト


ケーキ屋さんの苺大福
ロールケーキにカスタードとあずき、そしていちご。それを求肥で包んだもの。
ありふれたものだけど、結局こういうのに惹かれる。なぜか落ち着く味。


プレーンロール
カスタードは控えめでほぼ生クリーム。表面はパウダーの砂糖がふられて品よく作られています。


くるみシュー
カスタードがたっぷり入って、時折くるみが登場。食べやすいのでつい頼んでしまう。

かぼちゃプリン
かぼちゃの裏ごしを食べてるような食感で、ほぼかぼちゃ。


タルトポワール

黒豆ぶっせ
無意識のうちに〆はこのぶっせ。スポンジ生地はたまごの風味がきいてて、求肥の食感も絶妙で、結構贅沢。
ホテルのケーキほど背伸びしておらず、町のケーキ屋よりも頭一つ抜きんでてる、ちょうどいいポジションのお店。
同じアイテムでもちょいちょいマイナーチェンジされていて、向上心も感じられるいいお店です。
これからも末永く、おいしいものを食べさせてほしいですね。
2019-10-06 Sun
※スイーツもあるサンドウィッチビュッフェ
ホテルニューオータニ サンドウィッチ&スイーツビュッフェ ~栗とぶどう~

きれいな庭園が見えるガーデンラウンジにて。









































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見てお分かりの通り、こちらはサンドイッチの種類がとても充実してますね。
具材も、ステーキ、カツ、ローストビーフ、すき焼き・・・etc、とバラエティに富んでいて豪華。どれもおいしいですね。
そして、サンドウィッチだけでも十分満腹になりそう。
ふと、ニューオータニが、「本当に旨いサンドウィッチの作り方100」という本を監修してて、しかも購入してたことを思い出しました。
さしずめ、サンドウィッチを主体としたランチビュッフェといったところでしょうか。本を出すのもうなずける・・・
ところで、こっそり期待してたのはエッグベネディクト。
ワイキキのニューオータニにある「ハウツリーラナイ」のエッグベネディクトは有名ですね。
実際、朝から予約して食べに行った、あの思い出の味。あれがここで食えたなら…
と思って食べてみましたが、エッグベネディクトというか、ベーコンエッグに近いかな(笑
どうやらビュッフェ以外の単品メニューであるようなので、本物が食いたければそれを注文しろってことですね。
むしろ、隣に置かれていたスパイシーシーフードドリアがおいしかった。
チリのきいたトマトソースとバジル風味のシーフードドリア、これはいい組み合わせ。
あと、カレーが南国風で、イエローとレッド、どちらもおいしかったですね。
スイーツに関しては、あくまでビュッフェ用にアレンジされたもので、品数はそれなりにあるものの、印象としては薄い。
「サンドウィッチ > スイーツビュッフェ」が成り立ち、スイーツを目当てにしていくとちょっとしんどいかなと思いました。
見ていただいてる方は関西圏の方が多いと思うので、大阪のスイーツビュッフェと比較してみると、
大阪の方は、スイーツが主体なので、品数としては変わらないまでも、クオリティとしては一定以上のものが置かれてます。
ここではスーパーショートケーキが置かれてましたが、ビュッフェ用にアレンジされてる時点で、そこまでの魅力はないかも。
「ちょ、待てよ。一緒にするなよ」と、本家のスーパーさんからクレームを受けそうです。
なんだかんだ言って、大阪の方は良くも悪くもスイーツの方の印象が強く残って、スイーツについて議論されることが多いので、
「サンドウィッチ < スイーツビュッフェ」となっていると思いますね。
どちらのお店も、そのあたりをふまえて利用されるといいかと思います。