2019-11-30 Sat
季節の変わり目に開催される、好例のバイキング。

















*************

本日のデセール ショコラフロマージュ

かぼちゃのブリュレ むらさきいものクリーム添え

少しザラッとした口あたりと風味を残したかぼちゃのブリュレ、あっさりとしたむらさきいものクリームが秋らしい。

果実のカーニバル
表面がサクッと軽いビスキュイ生地の中には、カスタードと生クリーム、そしてフルーツがぎっしり。贅沢で素朴な味わい。

ティラミスロール
きめ細やかでしっとり柔らかいスポンジとマスカルポーネクリーム。どこが境界線かもわからないほどになじんでいます。

レアチーズ

ヴァン・ルージュ
よくある洋梨とキャラメルの・・・と思っていましたが、ワインでコンポートされた洋梨がキリっとしています。
甘酸っぱさもあって、見た目以上にフルーティーな味わい。

ショコラオランジュ
ミルキーさを感じるショコラとほろ苦いオレンジ。クリームの中にフレッシュのオレンジも忍ばせていて、軽めで食べやすい。

ショコラ・マロン

ロッテやブルボンでありそうな菓子の豪華版みたいな感じ。表面のチョコとナッツのコーティングがなんとも魅力的。
中のクリームの中にダイス状のマロンが入っている。どちらかというと味の構成はチョコが強め。

ショコラ・パルフェ

かぼちゃのプリン
ブリュレと同じく、かぼちゃの風味がよく活かされています。

和栗のモンブラン

くどくない甘さで、中のバタークリームがこっくりと濃厚な口あたり。

シュークリーム

Wクリームで豪華なパイシューもいいですが、ノーマルのシュークリームもパリッと固めのシュー生地と濃厚なカスタードで、
シンプルなおいしさ。
秋冬で重めのものが多いかと思っていましたが、秋の味覚を取り入れてバランスのいい内容でした。
バタークリームを取り入れるなどして、食べやすさとしっかりとしたコクもあって、ちょうどいいケーキが多いように感じました。
素朴で濃厚なカスタードも健在で、今回も満足しました。
スポンサーサイト
2019-11-25 Mon
ベストスイーツコレクション2019ここからの帰り道にふと空を見やると、すでに陽が落ちかける時間で、
少し青みが残る群青色の空と、地平線に迫る漆黒の闇の間には、夕焼けのオレンジ色が燃えるように映えていて、
それはまるで、昼と夜のせめぎ合いのようでもあり、優勢な夜の様子を見ていると、そろそろ本格的な冬の到来を感じます。
こちらも、今年1年の総集編。














アールグレイショコラムース


チェリーデニッシュ

シュトーレン













ローストビーフ

生ハムとクリームチーズのブルスケッタ










*************

今回のメニュー



そもそもどれもおいしいので、あとは好みの問題ですね。
タルトショコラオランジュ。
いい塩梅の爽やかさとほろ苦さに仕上げられたオレンジをふんだんに使っていて、チョコに負けない存在感があります。
抹茶テリーヌショコラ。
まとわりつくような口あたりと強い甘さは、まさにテリーヌの名にふさわしい。最高にうまいがゆえに一撃必殺の重さがある。
ガトーテベール。こちらはグラサージュの抹茶の甘さに、ベリーの甘酸っぱさが加わっていてバランスがいい。
フレーズピスタチオ。
いちごの甘酸っぱさ、ピスタチオの香ばしい香り、ザクザクとしたチョコクランチの食感。そのうまさは、もはや三冠王。
メロンチーズケーキ。桃のチーズケーキ。
オードブルなどと同じように、チーズにはフルーツを添えたほうがおいしいなぁと、妙に納得しました。
林檎と黒糖のパウンドケーキ、無花果くるみパイ、レーズンサンドクッキー、栗と黒豆のテリーヌ。
個人的に、秋の季節の食材を使ったものはやっぱり好みですね、特に焼き菓子。シンプルながなぜか飽きない。

赤魚と茸の洋風煮つけ。あまり洋風の感じはしませんでしたが、煮つけとはなかなかシブい。この際和風でもよかったぐらい。
ローストビーフも登場して、食事系もいっそう充実。

ここの冷菜は、ちょっとヒネリがあって好きなものが、年間通してよく並んでて重宝しました。
今回はビーツとリンゴのサラダ。レーズンやくるみも入って素朴な甘さのフルーツサラダ。なんだかクセになる。

牛肉のトマトスープ。スイーツビュッフェにはこういうトマト系のスープがよく合う気がする。ビーフの香りがよく出てます。

タコライス(ライス抜き)

年間を彩った生フルーツも続々登場していました。
メロン→アールスメロン、マスクメロン
いちご→恋みのり、さちのか
マンゴー→ブラジルマンゴー、タイマンゴー
ぶどう→シャインマスカット、ピオーネ
りんご→トキ、陽だまり

シャインマスカットのデギゼ。
りんご飴ならぬ、マスカット飴といったところか。マスカットよりも、添えられた抹茶のクリームがやたらとおいしいと思いました。
スイーツの内容もさることながら、フルーツのラインナップもとても豪華で、1年のまとめにふさわしいビュッフェでした。
来年もまた、一層のパワーアップが期待できますね。
2019-11-23 Sat
創業祭97周年記念 和菓子バイキング
徳島駅から10kmほどのところにあるお店。看板などの目印は特になく、ひっそりとたたずんでいる感じ。
なんでも、四国八十八カ所の霊場のお寺が近くに3つほどあるらしく、そのもてなしもあって隠れ家的なお店を作ったとか。


引換券。別料金400円で抹茶をつけることができます。


















柚子の上用饅頭



すまし汁

*************











歴史のある和菓子店のしっかりとした和菓子が並びます。
錦秋、遊山彩、上用饅頭の、あの蒸したまんじゅうの皮が和菓子屋らしく品のいい味なのが印象的でした。
小倉の里は蒸し羊羹。この中にあって甘さはかなり控えめで、あずきをしっかり味わえます。
照葉、山茶花は細工がきれいで、餡100%でパンチ力のあるあの和菓子特有のずっしとくる甘さ。
ミニロールやシフォンなどの洋菓子もありました。お芋さんプリンはさつまいもの風味が強く、和風の甘さで和菓子屋らしい。
かりんとう饅頭は途中で揚げたてを出してくれます。やっぱり揚げたてはおいしい。
いちご大福、サンシャインマスカット大福は一人一個ということで配られました。この回は余裕があったのか、
終盤に出し切りでビュッフェ台に並びました。
スタンダードな白あんと果物の組み合わせの大福で、甘酸っぱさもあって他の和菓子に比べて断然食べやすい。
アイスも一人ずつ配られ、あとでおかわりを聞いてもらえます。磯部餅は一人ずつ聞かれて焼いてもらいます。
抹茶券は好きな時にオーダーできます。が、和菓子バイキングの公式飲料には、すまし汁を薦めたいですね。
和菓子の食べ放題には、お茶の渋さよりも、もはやすまし汁のほのかな塩気のほうがよく合う。
昨年よりも種類が少し減ったそうですが、そこは和菓子バイキングの罠、おなかよりも胸がいっぱいになるほうが早く、
30分も過ぎれば店内は落ち着いたものです。
出来立てを持ってきてくれたり、補充も終始細やかで、いい時間を過ごすことができました。
2019-11-17 Sun
魅惑のスイーツブッフェ ~令和のベストスイーツ~今年のベストメンバーが集合するとあって、店内のボルテージも最高潮。
年末を通り越して、年始の初売りのような熱気すら感じます。

ウエディングケーキ

2種のショコラムース

フレジェ

苺タルト


バナナとレーズンのプリン

ホワイトチョコとオレンジのムース


抹茶チーズケーキ


蜘蛛の巣レアチーズケーキ


カボチャのプリン

モンブラン

オーガニックケーキ

オペラ

白いロールケーキ

さつまいものチーズケーキ





タルアラ

ショーソン・オ・ポム

カヌレ

抹茶シュークリーム


ミックスサンド


*************





不定期に登場する名物「タルアラ」

オーガニックケーキ。生地の詰まった感じ、しっとり感、爽やかな香りも増して、6月のウエディングの時よりもうまくなってる・・・
大好きなケーキの一つ。

ライブコーナーのクレープは、ソースがベリーとチョコバナナの2種類。


ベストだけあって、スイーツはどれもこれもおいしくて大満足。
中でもバタークリームを使ったもの、フレジェ、オーガニックケーキは絶品でした。
こってりとなめらかな口あたりのクリームで、フレジェの方はいちごの甘酸っぱさとの調和が図られた深いコクと甘さ、
オーガニックケーキの方は爽やかな香りと軽やかな甘さを、それぞれフィーチャーされえいて、その食感とは裏腹に、
スイスイと食べることができました。
チーズケーキも3種登場して、香り高い抹茶、レアチーズ、底のクッキー地のゴマの風味が素朴なさつまいものベイクド、
テイストごとに調整されたチーズ感の強弱も含めて、それぞれの魅力を楽しむことができました。
先月登場したばかりの柿と山椒のムースや、豆の青くささを和の甘味にうまく変換した枝豆のマカロン、
本物の餅を感じさせるようなもっちりとした食感が印象的なマンゴームース、
あえて和のきな粉クリームを合わせたバナナとレーズンのプリンなど、意外性や挑戦的なスイーツもあって、
ベストとはいえ、飽きがこないメニュー内容をうまく組み立てているように感じました。
一つ一つに過度な華やかさはない一方、味の特徴のつけ方はとても大胆で、もはや円熟味すら感じるスイーツは、
真にスイーツが好きな人、玄人好みされるものだと思います。
細かなところまで丁寧で、そして工夫されていることに加え、ドシっとさせるところはドシっと作る、
風味を出すところははっきり出し切る、というように、味の決め方が要所要所で思い切っていて気持ちいいことも、とても好み。
来年もまた期待が高いビュッフェです。
2019-11-16 Sat
菓子まつり あみゃ~もんバイキング

「菓子まつり」・・・なんて楽しそうな響きなんでしょ。今年こそは行ってやろうと決めてました。
会計を済ませてすぐの入り口付近に、洋菓子のショーケースが2つ。こちらはスタッフの学生さんに取ってもらいます。


セルフで台には銘菓など和菓子も。





















*************


洋菓子は、とりあえずの全部盛り。




キャラメルショコラ、しっかりした層で好きな感じ~と見たら、製菓学校の生徒さん作のよう。

60分1本勝負なので、ゆったりとすることはできませんが、十分満足できました。
洋菓子はどれも、多くの人に愛されそうなクセのない味わいでサイズ感もよく、割と数をこなして楽しめました。
後半は、セルフ台、特に和菓子もいただきましたが、そのオーソドックスな甘さからくる重々しさであえなくKO。
しかし、洋菓子、和菓子、もみじ饅頭あたりの銘菓まで食べることができるというのは大きな魅力で、
実際に目の当たりにするとやっぱりテンションがあがりますね。まさにまつりの名がふさわしい。
実習ということでスタッフとして参加している生徒さんのフレッシュな対応もどこかほほえましくて、
内容や雰囲気、共に期待を裏切らないものでした。
ぜひまた、参加したいですね。
ところで、朝到着した時に、天満屋に面した道に結構な行列ができていて、しかも整理券らしきものを持っている・・・
「えっ、もしかして菓子まつりって、そんな人気のあるイベントなの?」と思いながら見ていると、
まだ開店前だというのに、いきなりみんなどこかに行ってしまいました。
「?」と思って、あとで天満屋の人に聞いてみたら、なんでもこの近くに人気の占いの店があるらしく、その列だそう。
間違えて一緒に並ばないようにしましょう(笑) もしくは、ついでに占いにも行ってみてもいいかもしれませんね。
2019-11-10 Sun
〇タルトフェア






































*************










ライブキッチン



タルトのフェアということでしたが、いつも通りバラエティ豊かな内容でした。
モンブランは、好みでラム酒を後追いでかけてもらえます。おかげでうまさ倍増・・・
ラム酒の香りもさることながら、マカダミアの食感と香りがモンブランとベストマッチ。よく考えられてます。
ムースシトロン。ミルクチョコのムースに爽やかなレモンの香り。酸味は少なく、軽やかなチョコを楽しめる。
タルトタタン。ドライフルーツの一種「蜜りんご」を思わせるような、爽やかな酸味を残したりんごが印象的。
カボチャモンブラン。見た目よりもかぼちゃ感が少なく、むしろかぼちゃの風味がクリームのくどさを軽減している。
メープルナッツタルト。これもメープルソースを後がけして仕上げ。ザクザクしたナッツの食感と香ばしいメープルがよく合う。
チーズサンド。爽やかな酸味のクリームチーズが心地よく、底のクッキー地のサクサクの食感との相性もいい。
マンゴータルト。アーモンドとマンゴーのムースが雑妙jの配分。それぞれの香りが見事に調和していて上品。
ポムトンカ。トンカ豆の個性的な香りがよく出ている。りんごの主張がもう少しあってもよかったかな。いい組み合わせです。
カボチャティラミス。シナモンでもない、あまり味わったことがないスパイスが際立っていて、かぼちゃ感は控えめ。
スクエア型、ホール型、プチタルト・・・そうか、よく考えるとタルトと一口に言っても色々あったなと思いました。
どれも丁寧に作られていて、バランス感がとてもいいですね、それぞれの素材の調和が取れていて。
あなどれないのがパン各種。キャパの都合であまりパンに手を出せませんが、ついつい手がのびてしまう。
いかにもブーランジェリーっぽい、味わいのあるいい焼き上がりでおいしい。
相変わらず、いい時間をすごすことができました。
2019-11-09 Sat
◎チョコレートスイーツブッフェ



ベイクドチーズショコラブラン

クラッシックショコラバナーヌ

パイシュー

チョコレートモンブラン


テリーヌショコラ

シュトーレンショコラ

チョコシュー



苺のショートケーキ


プリン ア ラ ショコラ

ロイヤルブランカレボー

ミルフィーユショコラ

デリスショコラ

ショコラノワールサンドマング

ガレットブルトンヌショコラ










*************




レギュラー陣。
ベイクドチーズの底には砕いたクッキー層とカカオニブ、クラシックショコラはバナナペーストがそれぞれアレンジ。
チョコレートのシュトーレン。名前を見て楽しみにしてました。洋酒がきいていて好きな味。
テリーヌとクラシックショコラを足して2で割ったみたいな感じ。洋酒の香りでキリッとしてます。
チョコシュー。チョコの香ばしい風味が加えられているせいか、しつこさをそれほど感じない。
モンブラン。中のクリームはほんのりした酸味のトロピカル。チョコ感もほどよい。
ロイヤルブランカレボー。ホワイトチョコのムースにチョコレートと砕いたナッツの層が添えられていて、最強の布陣。
タルトキャラメルショコラ。キャラメルがそのままトッピングされた、名前通りのど真ん中直球勝負。


ショコラノワールサンドマング。チョコとコーヒーのムースの共演。とても風味がいい。
デリスショコラ。ドシっとしたチョコとベリーのジャムの甘酸っぱさで、ザッハトルテのムース版のよう。
ミルフィーユショコラ。サクサクパイとルビーチョコが込められた、高貴でしっかりコクのあるクリーム。
ハンディタイプのミルフィーユは食べやすくてなかなかいいですね。
ショコラのガレット。食べ疲れた終盤にこそ、光る存在。香ばしいチョコの風味でサクサク食感がうれしい。

チョコロール。周りがワサワサっとした、やや締まった生地。オレンジのほろ苦い香りをプラス。

珈琲とホワイトチョコのブランマンジェ。真っ白なのに珈琲の香りがほんのり漂う意外性。高級なミルクコーヒー。
クープオレリス。なめらかで軽い食感ながら風味豊かなチョコムースとクランブル。アクセントにベリーを添えて。


今回はいつもより出番が多かった軽食。
高品質のチョコがふんだんに使われていて、そのコクと風味よさはチョコレートフェアならでは。
数種のチョコのブレンド、相性のよいテイストとの組み合わせ、食感の変化もあって存分にチョコの魅力を楽しめます。
高品質がゆえに、食べ進めるにつれてボディブローのようにジワジワとその重厚さがきいてきます。
一撃必殺、もはやビュッフェの域を超えたスイーツ達でした。
2019-11-03 Sun
ペーストリーブッフェ チーズ特集
























*************


今月登場の3品。
ポムレ。シャリっとしたりんごのダイスが入って、とても優しい味わい。病気のときでも食べれそうです。
フロマ テ ベール。存在感のある抹茶+ホワイトチョコ層。さりげないあずきも入ってすっかり和の趣き。
ベイクドチーズケーキ。さわやかでほどよいチーズの風味。これぐらいのチーズ感が好み。



チーズロール。バタークリームのような固めのクリームで、一見重そう。
ところが、むしろ生クリームよりもすっきりとしていているのは、チーズならではの塩気の仕業か。
カシスレアチーズ、レアチーズ、ポムカシス。色合いが似通ってるものが揃いましたね。
ポムカシスはりんご、カシスレアチーズは柔らかい甘酸っぱさのカシス、レアチーズはブルーベリーとチーズのバランス。
チーズの主張の弱→強の順だとこんな感じでしょうか。
モンブランも引き続き登板してましたね。やっぱり秋の時期はこれがないとね。



カマンベールチーズタルトは、チーズ食べてるぞ!っていうぐらいの主張の強さ。ワインと合いそう。
くるみタルトも引き続き登場。ザクザクの食感はたまらない。今回もやっぱりMVP候補。


コーヒーの風味がしっかり効いた、正統派なティラミス。こういう直球のティラミス、久々に食べた気がする。
ジュレは前回と同じ、グレープフルーツ。

栗とショコラのパウンドケーキ、おいしいです。特にショコラの方は、テリーヌを思わせるようなしっとり感。
あと、何気におかれているフィナンシェとマドレーヌ。これもバターの風味が豊かで、あなどれない。


バウムクーヘン。




ピザ、ピザトースト、キッシュなど。

アイス。
チーズ以外にも、前回からの引き続きの秋の味覚がいくつか残っていました。
あまりチーズは得意な方ではないですが、ここはコクや酸味がほどよいチーズ感のものが多く、
また、りんごを使ってるものも結構多くて、その優しくて爽やかな口あたりがチーズともよく合っていて、
抹茶との組み合わせも含めて、いろんな味わいのチーズを楽しめました。
2019-11-02 Sat
◎期間限定ランチビュッフェ













































*************




今回のメニュー


相変わらず本格的な味。少しずつ色んなものを楽しめる理想的なサイズ感で、ビュッフェの醍醐味を楽しめます。
豆がたっぷり入ったカスレは、家庭料理を思わせる素朴な味わい。
アショアは、羊のクセのある香りとほどよいスパイスで、南米あたりの料理を彷彿とさせます。

魚介のダシが出まくりのブイヤベース。もはや公式飲み物。

パン。スタッフの人が温めてくれます。困ったことに、どれもおいしい。
もちもちチーズ味のポンデケージョは楽しい食感で食事にも合います。



素朴で安定している焼菓子。終盤は専らこれとコーヒー。
ビスケットとナッツのクリームをはさんだクッキーが、噛みしめるほど味わい深かったりする。

特に気に入ったスイーツ。
ガトートリアングル。強めにお酒をきかせたカスタードっぽいクリームに、とどめのラムレーズンが大人の味。
ロールケーキ。弾力のある生地は甘酸っぱいような爽やかなような、なんともいえない香りがします。
それがアーモンドチップの香ばしさとマッチして、昔どこかで食べたような懐かしさすら感じる、シンプルで深い味わい。

クレマカタラーナは、焼き上げて一人ずつ提供されます。
とても濃厚でありながら、甘さの中にフッと爽やかさを感じる。
今まで味わったことのなかった、郷土色あふれる味にも出会えたりして、おいしさと楽しさがここにはあります。
先に書いたアショアや、山羊のチーズを使ったグラタンのスイーツも、割とクセを残したまま出されていて、
その、あまりアレンジを加えられていない味が、むしろどこか郷愁を感じさせるほどです。
料理やスイーツの内容もさることながら、ビュッフェテーマの世界観の出し方が素晴らしいと思いました。
スペインの町を感じさせる店内の装飾品や音楽、そしてメニュー表。この小冊子の真っ赤な表紙を開けた1ページ目。
どれぐらいの人が読んだかわかりませんが、ここに今回のテーマの「ロクシタン」について説明されています。
これを読んで周りを見渡すと、所々に赤を取り入れた色使いであったり、そもそも一つ一つの食事メニューそのものが、
スペインやイタリアに近いフランスの地方都市をうまく表現していて、グッと統一感や説得力を感じます。
このあたりの地域のことは全く知りませんが、テーマと一貫性があって気持ちがいい世界観を作り出していました。
あと、ちょっとしたオープンキッチンのように、スタッフさんを配置していたのも活気が出ていてよかったですし、
ミルキッシュジャムが今回出されていなかったというのも変化でした。
これは、このランチビュッフェが、今までのように「日本一の朝食」の延長線ではなく、また違ったオリジナリティを追求して、
さしずめ「日本一のランチ」への脱皮なのかなと感じました。
すべてに一体感があって、とてもいいビュッフェだと思います。これからも楽しみですね。