2020-12-31 Thu
ペーストリーブッフェ The Year's Best Cakes
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。」
京都を過ぎてから、電車が進んでいくほどに白の風景が深まっていきました。
守山のお店ともなると・・・

こんな寒い大みそかにも、何事もなくビュッフェを開催してくれるココって、やっぱりすごい。
おかげさまで、今年も無事に食べ納めることができました。
「今年のベスト」ということで、こちらの内容はほどほどにして、今回は年末のあいさつを。
今日のこの大みそかっていう日は、街中がソワソワ、ザワザワとしていて、人の心が動いていてとても好きな日でして、
また、スイーツや甘いものを見たときの、思わず顔がほころんで、人の心がほぐれるその瞬間は、
同じようにとても好きです。
予約してたケーキを受け取る瞬間、ジャンボモナカにかぶりつく瞬間、会社の引き出しからブラックサンダーが出てきた瞬間、
そして、ブッフェで好みのスイーツに出会った瞬間・・・
そんなステキな瞬間を、来年もまたみなさんと共有できたら嬉しいかぎりです。
今年もありがとうございました~





フルーツタルト

レアチーズ



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ウェルカムスイーツは、りんごのゼリー。

テ・ベールは、抹茶といちごのコンビネーション。バニラも加わってさっぱりとした甘さ。
想像以上にコクのあるクリームの抹茶タルトは、時折出会う黒豆が嬉しい。

アプリコットのクラフティー。アプリコットの甘酸っぱさが強めで、クラフティーというよりチーズケーキのような味わい。

モンブランの厚くてサクサクの台生地。窓から噴水を眺めていたら、ふと鯉のエサに麩をまいてたのを思い出しました。
そうそう、あの焼き麩に似てるなぁ。そういや、なんで鯉のエサに麩なんだろう・・・
ロワイヤルショコラは濃厚なチョコながら、サクサク食感のボトムがアクセントになっています。

チョコまみれのロワイヤルショコラからの、すっきりミルクの苺ロールの味変が倍増しでおいしい。

オランジュショコラ。チョコの味わいだけでいうと、こっちのほうがビターで強い気がします。オレンジの香りで雰囲気よし。

ショーケース上のラインナップは、他に、ザクザク食感のナッツタルト、香ばしい香りのキャラメルバナナタルト、

オレンジパウンド、フルーツケーキは、しっとりとしてカステラに近い。
むしろパウンドらしいのがマーブルショコラ。中にチョコチップが入っていて、しっかりとした甘さに食感のアクセント。

レギュラー陣は、フルーツタルトに続いて、クラシックショコラ、クリームブリュレも選抜されています。

パフェグラッセ。ほろ苦いコーヒーのソースがかかったアイスケーキ。

洋梨のパフェ。

焼き菓子各種。

ピザトーストとキッシュ。キッシュは、かぼちゃにほんのりと香辛料の香り。
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2020-12-20 Sun
ナッツクラッカー・スイーツビュッフェ
これも少し前の話。
コンラッド大阪が好きなホテルなので、東京のコンラッドにも行ってみました。
んー、オトナな雰囲気に加えて、こちらはなんとなく艶っぽいというか色気がある雰囲気ですね。
なんかやっぱりこのホテルブランドの雰囲気は好きな感じ。
お店から見える眺望の抜け感は大阪の方がありますが、こちらは摩天楼の風景、というよりもまさに摩天楼そのもの。
なんというか、まさに国の中心、大都会のド真ん中にいるという高揚感を感じます。

お店から出て帰る途上の遊歩道。このアーバンな感じ、何なん?
ちょうど頭上、ビルの合間をゆりかもめが走っていくその様は、未来都市そのものです。
ちなみにこの遊歩道、行き道はオノボリさんにとっては迷路のように入り組んでいて、そもそも入り口がわからず、
スーパーマリオのクッパ城のステージさながら右往左往・・・
この日はまだ少し暖かいぐらいだったのもあって、汗だくでお店にすべりこみました。

「くるみ割り人形」という世界観は知りませんでしたが、単に「ナッツ」という単語に惹かれたという・・・
ナッツがどうだかというのはさておき、さほど品数は多くないものの、全体的に好きな感じの内容でした。
メインどころのスイーツも、しっかりと濃厚な味わい。

66%チョコレートタルト
→もっとビターな味わいを想像していましたが、ちょうどいい甘さ。チョコレートの香りがいいですね。中にはベリージャム。

スコーン
→表面は固くてサックリとした食感。好きなタイプのスコーンでした。もちろん、クロテッドクリームで。

ベリーとチョコレートムース
→ムースというかチョコレートクリーム?というほど、こってりしていて食べごたえあり。


ストロベリーショートケーキ

ピスタチオムースとイチジクのコンフィチュール
→これはやっぱりイチオシ。中のいちじくのコンフィは、先日の琵琶湖マリオットと同様、ベリーとのコンビ。
いちじくの優しい甘さとベリーの甘酸っぱさの補完関係がとてもいい。これからの主流になりそうな予感です。
ピスタチオの香りとホワイトチョコの甘さもほどよく、完璧なバランスでした。

紅茶とミルクチョコレートのムース

レモンとプラリネのムース
→プラリネムースのナッツの香りと味がかなり濃く、レモンの爽やかな香りが心地よくていいバランス。

鴨胸肉の燻製とデーツのタルト
→甘じょっぱい系のタルト。燻製のスモーキーな香りがアクセントになっていて、洒落たセイボリー。

サーモンレムラードとフェンネルサラダのサンド
→ちょっと何言ってるかわからない名前ですが、サラダ系のサンド。生地にマカダミアナッツが入ったパンがおいしい。

チョコレートとバナナのケーキ
→さりげなく添えらえれたくるみの食感と香りが、ものすごい合う。

エルダーフラワーとシトラスのゼリー
→ゼリーにはオレンジ?ピールがたっぷり入ってザラついた食感。口あたりと香りのいいグラス。

アップサイドダウンベリーケーキ

ベイクドチーズケーキ

バニラのパンナコッタとクランベリーのジュレ

リヨン風ポテトのキッシュ

ロブスターマックチーズ
→ロブスター風味の、マカロニグラタン的なやつ。


ターキーブレストの香草ロースト 5種類のコンディメント
→あっさりと淡泊なターキー。個人的にはシンプルに粒マスタードで。

タルトモンブラン
→中のバニラムースがあっさりとしていて、サクサクのタルト生地の食感もあって、意外と食べやすいモンブラン。
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2020-12-13 Sun
和菓子バイキング
ちょっと前のお話。
ちょうど秋の味覚が真っ盛りのこの時期に来てみたかったので、もう大満足です。
この時期の主役はやっぱり栗!あとは柿を使ったものも結構多かったかな。
ほんとにここのフルーツは一年通しておいしいです。
春夏のみずみずしくてさわやかなフルーツから、秋冬の素朴な甘さのフルーツへと移り変わって、
また違ったフルーツ大福の顔つきが楽しめました。
来ることができて、同士のみなさんには心から感謝します。
来年もまた開催されて、参加できることをただ願うばかりです。

「アマビエ」の練り切り


































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柿と白玉のあずきよせ

柿一個をくり抜いて、あずきと白玉とあわせた大胆な一品。ただ、味は柿の甘さで優しい味わい。

七五三の千歳大福

断面にすると下のいちご大福と変わりませんが、こちらはホワイトチョコがコーティングされています。

夏瑞いちご大福
ちょうど早めのいちごが始まったばかりだとか。さっぱりとした甘酸っぱさ。

柿大福(大)
今回はだいぶん柿食べたような気がします(笑)

マスクメロン大福

梨大福

秋のフルーツミックス大福
いつ食べても、クリームチーズチョイスは大正解だと感心します。

いちじく大福

早生みかん大福

モンブラン大福

和菓子屋さんらしく、モンブランクリームがあっさりとして上品な甘さ。

杵つき栗大福

「杵つき」とわざわざ銘打つだけあって、他の大福と餅の食感が違っています。カチッと締まっていて弾力が強い。

栗むし羊羹
すごいおいしいんだけど、このあたりに手をだすと他が食べれないんだなぁ。

マロンパイ
豊かなバターの風味がしてパリパリの食感のパイ生地。ヘタしたらその辺の洋菓子店よりおいしい。

焼き明太だんご
まぁ、これは間違いない。後味に旨味を感じる明太子。(←意図せず五七五完成)

栗おこわ
和菓子屋さんの赤飯とかおこわって、なんでこううまいんだろ。


これ、結構好きですね。いちごにマカダミアナッツとココナッツ、いい組みあわせだと思います。

レモンの酸味が強めのクリーム。

これはほんとにおいしい。米粉のサブレでサクサク感アップ。
2020-12-05 Sat
アフタヌーンティー 今回は食べ放題ではなくて、アフタヌーンティーのお話。
このアフタヌーンティーは、僕にスイーツの面白さや魅力を最初に教えてくれた人が手掛けていて、
久々にその人が作ったスイーツを味わってみたくて行ってみました。
久々に味わったスイーツは、あの時と一緒…ではなく、あの時感じた「もうひと工夫、もうひと手間」が詰まった味はそのままに、
どこかオトナっぽさというか、バランスのいい気品のようなものが加わえられていて、「アフタヌーンティー」を
うまく表現しているように感じました。
例えば、当時のビュッフェでも、ある時は強めにバジルがきいていたりして、他ではあまり見られないテイストを
毎回楽しみにしていたクリームブリュレ。
今回は、秋の「ビューティー」では干し柿で優しく深い甘みで、12月の「クリスマス」ではいくつかのスパイスを軽やかな香りで、
味の組み合わせの楽しさに趣きが添えられています。
ビュッフェではないので、当然、量的な満足感はありませんが、その一度きり、一期一会の味わいのスイーツを
じんわりと愉しめる時間になるのではないでしょうか。
もう一つの注目は、アドベリーなどのベリー類、パートドフリュイに使われているメロン果汁に至るまで
フルーツを中心とした食材に滋賀県産のものが使われている、地産地消にこだわったメニュー。
1月からのいちごフェアには、これまた滋賀県産の「はちみついちご」なるものが使われるそうで、
かなり細かいところまで研究してメニューに反映させていることがうかがえます。
ホテルは琵琶湖の湖畔にしっぽりとたたずんでいるロケーションなので、ドライブ旅の道すがら、軽めに食事を済ませた後に、
ここでゆっくりと昼下がりを過ごすぐらいがちょうどいいかもしれないですね。
特に、最近はビュッフェもややしんどくなってきたな、というANA神戸のオールドファンにおすすめしたい。
斜め上のセンスはあの頃のまま、より洗練されたスイーツの魅力を発見できる、かも。

席からの眺め。この抜け感にちょっとびっくり!大き目の窓からは、比叡山と琵琶湖、そしてその上を浮かぶ雲が望める。

Mighty Leafの紅茶

今回は、月末でちょうどメニューの入れ替えということもあって、9~11月の「ビューティー」に加えて、
特別に12月の「クリスマス」のメニューも出していただきました。

Beauty Afternoon Tea(9~11月)

メニュー
秋のメニューは、フルーツをできるだけフレッシュのまま使うことにこだわったそうで、秋の果実が満載。
スコーンは、無花果とラズベリーのコンフィチュールとともに。このコンフィがいちじくの優しい甘さと香りがして、とてもおいしい。
球形の器に入っているのがクレームブリュレ。干し柿をペーストにして入れ込んでいるそうで、優しいけれど深い甘味がします。
フレッシュの柿とクランブルを添えて。
洋梨とキャラメルのガトー。これは間違いないやつ。トップにポン菓子みたいなものをのせていて、これも滋賀県のお米だとか。

・和栗とビルベリーのモンブラン カシスの香りとともに

台は栗のパウンドで、薄めにベリーのジャムが敷かれています。和栗クリームのほっくりした甘さのモンブラン。

・雑穀米と栗東産無花果のタルト
サクッとしたクッキー地の中、ダマンドにあたる部分には雑穀米が粒を残したまま敷かれています
クリームと、ややかためでモチっといた食感。上にあしらわれたフレッシュのいちじくの味と香りが濃くて、
うっかりカスタードの存在を忘れさせるほど。

・滋賀県産さつま芋と甘酒のポタージュ アンチョビメルバ
さつま芋と甘酒の麹の自然な甘さのポタージュ。クセはなく、想像以上の甘さに驚きます。
アンチョビオイルがかかった薄めのバゲットが添えられています。

Christmas Afternoon Tea(12月)




ブラックフォレスト
想像からはかなりかけ離れたビジュアルですが、底にチョコ層が忍ばされていて、味の構成要素は確かにそれ。
どちらかというとベリーがフィーチャーされていて、一般的な生クリームで盛り盛りのものよりすっきりしている。

キャラメルブッシュドノエル。
キャラメルシロップをたっぷり含ませて焼かれたスポンジ生地は、クリームと見分けがつかないぐらい柔らかい食感。

ラズベリーモンテリマール

これも通常のものとはちょっと形が違ってて、ねっとりしたベリー味のチョコのグラサージュの中にはちみつのムース。
ドライフルーツとナッツの食感と香りが甘いムースと合わさって、味のバランスがとてもいい。

クレーム ブリュレ エピス
3種類ぐらいスパイスを使っている割には、嫌味がなくほどよい香り。しっかりと甘いブリュレにちょうどいいクセづけです。

野菜とリンゴのサラダ。
なんか、中学の時の弁当にこういうの入ってたなぁ、と。一つ違うのは、弾力のあるパンチェッタが入って、
うまい塩気が加わっていることでしょうか。

ワッフルサンド。
甘い香りのワッフルの甘じょっぱいサンド。フォアグラを鳥肉とあわせることでしつこさが緩和されています。
マリオットシュトーレン。大きめのナッツが散りばめられた生地は、ほのかにバナナの香りがします。
鮪のフリット。添えられたしば漬けのタルタルソースがやたらとうまい…ぜひ家でも作ってみることをおすすめします。