2017-07-16 Sun
ガーデン・オブ・ヴェルサイユに行ってきました。ここにきて暗にグリーンをテーマにしてきました。
大手のホテルは、ストーリーやエンターテイメントをからめて付加価値を高める方向性でしょうか。
そもそも食という前提のところに、そのあたりの全然違うファクターをからめてもコンセプトがボヤっとする気がするのですが・・・
開始の合図はあるまで、ビュッフェ台に行くことができないので、パパっと適当にしか撮れませんでした。
しかも最初の方はややブレてるので、雰囲気だけでも・・・詳しいメニューはHPにあります。







ドリンクもあります。
だいぶんわかりにくいですが、全体的に色彩豊かにきれいに配置されていました。
スイカのゼリーのものはとてもきれいだったので、ちゃんと撮れてたらよかったのになぁ。
一応、3つのカテゴリーに分かれているようです。



王の菜園コーナーはこんな感じ。ミニチュアのようですね。

普通に野菜をさしてるのですが、これがまた結構な場所をとってます。ドレッシング、バルサミコ酢などで食べます。

開始直後はかなり殺到するので取れるものから。
先にも書きましたが、スイカのゼリーのものが意外によかったです。スイカもゼリーもさほど好きではないのですが、
添えられているバジルクリームが妙によく合っていて、半分サラダのような味わいでした。
メレンゲと餡子は見た目以上にとても甘く、反対に、抹茶葛練は抹茶の風味メインの甘さ控えめのシンプルなものでした。
ミルフィーユは生地がクラッカーのような感じのもので、思ったよりあっさりした味。
抹茶のロールケーキはブルーベリーとともに。マドレーヌは脇役以上のおいしさです。

左上のグリーンゼリーはソーダのゼリー。クリソーのゼリー版ですね。
隣はベースがホワイトチョコのムースでこれも強い甘さのものでした。
左下はほうれん草のパンナコッタ。逆にこれはジャムの甘さのみでした。

左下のはマヨネーズ味のライスサラダなんですが、これが、

こんな感じでドーンとあったりします。
シャルロットケーキはおいしかったです。苺ムースにマスカットがよく合っていて爽やかでした。
カップケーキは見た通りですね。アメリカの人とかが食べてるイメージ。
ゼリーは食事系です。ロブスターの風味がきいてて夏らしいあっさりした味わい。
ビスコッティは気にいりました。最後はずっとこれ食べてましたね。

一番下はシフォンケーキなんですが、これも、

こんな感じで鎮座してたりします。時折見せるこの豪快なボリューム感がちょっと面白くなってきました。
真ん中上あたりにあるのはパテやサーモンが入っているサンドなのですが、今度は逆に甘めの生クリームが添えられています。
あと、売り?のピザですが、

フルーツと野菜のみの直球勝負です。

味も辛くも甘くもチーズが効いてるというわけでもなく、もはや食事系なのかスイーツ系なのかもわからなくなってきました。
一応菜園の野菜もいただきました。やっぱり普通でした。

気に入ったものと、ドリンクも飲んでみました。
一番左は、胡瓜ヨーグルトスープ 。
これがまたヨーグルト感はなくて想像以上に甘く、加糖した甘酒かと思うほどで、そこにキュウリの香りがグッとくるものでした。
想像できました?(笑)

チキンガランティーヌと炭パン。これも甘めの生クリーム。ポテトは大人気でしたね。

焼餅に抹茶のソースなどをまぶしたもの。安心できる味でした。
全般的に多種多彩で、派手で大味な印象でした。
苺とピスタチオの王道の組み合わせのものなど押さえるところは押さえてもいますが、
食事系に近いスイーツ、逆にスイーツに近い食事系、強烈な甘さのもの、逆にシンプルなもの・・・
チョコミントのようなもので、その人の味覚に合うか合わないかという次元だと思います。
アゴーラ堺で「テーマがわかりにくい」という話をしましたが、こっちのほうがよっぽどわかりにくいです。
コンセプトは宮廷をモチーフにして、それをビジュアル面でグリーンという色に落とし込んでいます。
なおかつスイーツと食事、和と洋の境界線も超えた食材の使い方をしているので、もはや何が何だかわかりません。
ただどうでしょう。難しいこと抜きに、おもちゃ箱をひっくり返したような感覚で斬新な概念を感じながら食べると楽しめそうです。
が、正直、やっぱりコストパフォーマンスの悪さは感じてしまいます。
余計な付録はつけずに、普通にグリーンならグリーンのケーキビュッフェでいいと思うんですけどね。
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