2018-05-04 Fri
スイーツビュッフェに行ってきました。久々の開催になりました。
今までありそうでなかったので、今回は僕を含めて来店していた多くの人の期待感をかなり感じました。
ビュッフェ台の様子。
























写真ないですが、タルトショコラがありました。


ここから食事系








パン


名物のミルキッシュジャムもあります。


紅茶、コーヒーなど飲み放題。

種類も多くて、食事系もパスタ、ピザあたりに流れることなく、きちんと味わうことができる内容です。
さすが、日本一の朝食で有名なホテルのビュッフェ。
訪れた人の期待感に確実に応えていますね。
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斬新でビビッド、というものではなく、一つ一つのスイーツをきっちりと忠実に作り上げている印象を受けました。
ルーロノワゼット、アーモンドの香りがして、一瞬重そうですがすっと食べれる。気に入りましたね。
マルジョレーヌも、ベースはチョコとクリームで食べて進めるとナッツの香りがじんわりしてきます。
タルトショコラもそうですが、チョコを使ってるものが結構あって、それぞれきっちり濃厚で存在感があります。
クリームを使ったものもよかったのですが、ガレットやバスク、カヌレといった伝統的な焼き菓子がとてもよかったです。
見た目はシンプルですが、口に入れると、生地やお酒の芳醇な香りやバランスのいい味と食感が広がります。
シンプルで誤魔化しが効かない分、きちんと作りこまないとダイレクトに味に影響するので、むしろ難しいでしょうね。
そういう意味で、とても丁寧に仕事をされているように感じました。

プティフールの種類も多くて、ちょっとずついろんなものが味わえる楽しさもありました。
さすがにビュッフェ慣れしてますね。
パンもおいしいです。クロワッサンはサクサクで、特にクグロフは気に入りました。
ミルキッシュジャムもここぞとばかりに味わいたいのですが、使う機会がないぐらいです。

ジュレは固めでしっかりした味。

出来上がりに時間がかかるのか、サバランだけは補充がやや滞り気味でした。
その分、妙な人気が出てましたね。オイルショックならぬ、サバランショックといったところか・・・

食事も豪華だったと思います。この価格帯でも、安易にパスタ、ピザ、ポテトフライで済ませるところは多いですからね。
どれもおいしい上に、個人的にパテがかなりの好物なので、とてもうれしいです。

このあたりの焼き菓子系がやっぱり気に入りました。
タルトプラリーヌルージュ、これが特に気に入りました。キャラメリゼとナッツのザクザクの食感がとても楽しい。
赤いのは単に色付けだけで味はしません。これも伝統的な作り方だとか・・・後味がほのかに塩っぽいのもいい。
ケークフリュイも好みです。特にオレンジのドライフルーツの味が強くて、ふんわりとお酒の香りもします。
ガレットブルトン、これがまた妙においしい。
厚焼きのサブレで他に何も入っていないのですが、バターなどの味と香りがとても芳醇で、なぜか皿にとってしまう・・・
カヌレもよくできていました。周りがカリッ、中はしっとりとした食感で、黒糖のようにキャラメリゼの香りが高いものでした。
食べやすく、クオリティが高いものが多くて、やっぱり満足しましたね。
真新しいものは特にないんですが、おいしいと思えるのは、細かいところまできっちり作っているからでしょうね。
帝国ホテルのときに、「普通」ということを言いましたが、ここもメニュー名は普通なんですよ。
ただ食べると普通じゃないんですよね。やっぱり、口に入れた瞬間に心で感じる部分でその差がでますね。
スイーツだけでなく、レストラン自体に定評があるというのもうなづけます。
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