2018-05-20 Sun
“温故知新”デザートブッフェに行ってきました。テーマの雰囲気もなんとなく変わって、いろんな面で変化を迎えたこのビュッフェ。ある意味楽しみにしていました。
先月のいちごの回の喧騒が嘘のように、店内は静かな雰囲気でした。
ビュッフェ台の様子。











上のホールのものは魅せる用のダミーです。






実演はミルフィーユ。

アイスも。



食事系。








今までと同じようなテイストのラインナップですね。作ってるスタッフは同じですし、
夏ぐらいまではシェフのレシピが基本になってるそうなので、そのあたりは大きな変更はなさそうです。
**********

シャルロットポワールは、スポンジがココア風味、中にはカシスのコンフィチュールで面白い。温故知新をうまく表現しています。
クリームブリュレは、ジャスミンの香りとほのかな桃の甘さで上品な仕上がり。
クグロフは、しっとりした生地とたまにシャリっとする洋梨の食感。ヘーゼルナッツの香りもいい。
抹茶のチーズケーキは、抹茶は弱めでねっちゃりしたチーズケーキの味わいがメイン。
マカロンは、白味噌のほのかな塩っ気が後味に残ります。
紅茶とベルガモットのムースは、思いの外強い酸味。その後に紅茶がほのかに香ります。
アーモンドパンドジェンヌ。これはパンの扱いですね。こういう素朴な味、好きです。

マンゴートロピカルマフイン。ここにしては珍しいテイストですね。どこかしらチープな感じ。嫌いじゃないです。
マフィンの生地がとても柔らかくて上のクリームのトロピカル感もよかったです。
サンマルク。これもテーマをうまく表現できていたと思いました。
ナッツの香りとさっぱりしたクリームで、甘ったるさをうまく解消して食べやすいものになっていました。

パイナップルザーネトルテ。グラスに入ったケーキですね。
甘めで爽やかなパイナップルと弾力のある生地が交互に層になっていて、パイナップルを存分に味わえます。
白胡麻と柚子のヨーグルトムース。柚子とヨーグルトの香りが爽やかで、どこか和の味わいがしました。

ここでパイ生地を見るのは初めてのような気がしますね。
トンカ豆と桜のソースで香り高いもので、薄めのパイ生地もサクッといい食感でした。



今回は和風のテイストを強く感じました。パスタはじゃこと小松菜、チャーハンは椎茸の和風あんかけ。
以前にも書きましたが、ここの和の味付けはどこか懐かしい味わいなんですよね。
茶そばのサラダ。これどうやって食べるかわからなかったんですが、おそらくこれが正しい食べ方かと。
牛肉はしぐれ煮になっていて、ごまだれ。冷やし中華とそばの融合のような感じで、おいしかったです。
アイスは、写真を撮り忘れました、痛恨のミスです。
抹茶ときな粉アイス。きな粉のアイスに抹茶のクッキーがちりばめられていて、黒蜜をかけていただきます。
和の3つの香りがよくて、これはとてもおいしい。ベリーとチーズ、メロンミルク、このあたりはまずくないわけがないですね。
枝豆アイスとトマトのシャーベット、これは攻めてましたね。心意気は・・・買いましょう。
今までと同じテイストでどれもおいしいと思いました。また、真摯に一生懸命、丁寧に作っているという印象も受けました。
シャルロットポワール、サンマルクあたりは、いわゆるタノイズムを感じるものでした。
その反面、微妙なもの足りなさを感じたところもちょっとあったかなという感じもします。
それはおそらく、残り数%の「!?」の驚きの感覚が少なかったことのように思うんですよね。
例えばですけど、抹茶のチーズケーキは、下にサクサクのクランチ層が敷いてあったり、
オレンジのゼリーなら下にチョコのムースがさりげなく入っていたり、
枝豆とトマトのアイスに至っては、なんならバジルあたりも入れて強めのレモン味で仕上げるんじゃないかとか。
どこか伸びしろを感じてしますんですよね。そしてタノさんはその部分をつぶしてたんじゃないかという気がします。
それは僕の勝手な先入観と期待感に依るところもありますが。
スタッフの方と話をしてて、「レシピ通りに作ってて、急に変更を加えられてやり直しになることがよくあった」というのを聞いて、
スティーブ・ジョブスがipod開発の際に、水の中に試作品を沈めた逸話を思い出しました。
「これ以上小型化できない」という技術者に、水槽の中に試作品を放り込んで、「まだ水泡が入るスペースがある」
と言ったとかいうあの話です。
シェフも、「おいしい」を超えたインパクトを毎回目指していたんじゃないのかなぁと思いました。
スタッフのの力を100%以上引き出す役割も担っていたのかもしれません。
だからこそ、僕らも何かしら驚きや感動を毎回感じていたのではないかなと。
そんなタノイズムを感じるところもいくつかありましたし、それを引き継ぐ彼のフォロワーが何を生み出してくれるのか楽しみです。
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2018-05-20 日 04:42:38 |
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2018-05-20 日 08:09:06 |
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[編集]
こちらこそ、いつもありがとうございます。
正直、あまりテーマにこだわらないほうがいいかもしれませんね。
どちらかというと、和のテイストを取り入れたものが多いような印象をうけました。
組み合わせの面白さ自体は健在なので、ぜひ楽しんできてください。
神戸の方は土曜も開催していますが、日曜しか無理そうですか?
確かに悩ましいですね。どちらも違った魅力がありますので。
僕的には、味ならANA、種類ならポモドーロ、落ち着いた雰囲気ならANA、庶民的な感じならポモドーロかなと思います。
どちらを好むかですね。僕は今月はアゴーラ堺を選択しましたけど(笑)
ウェディングは面白いそうだと思いますね。
いいビュッフェを楽しんできてください。
これからもよろしくお願いします。
正直、あまりテーマにこだわらないほうがいいかもしれませんね。
どちらかというと、和のテイストを取り入れたものが多いような印象をうけました。
組み合わせの面白さ自体は健在なので、ぜひ楽しんできてください。
神戸の方は土曜も開催していますが、日曜しか無理そうですか?
確かに悩ましいですね。どちらも違った魅力がありますので。
僕的には、味ならANA、種類ならポモドーロ、落ち着いた雰囲気ならANA、庶民的な感じならポモドーロかなと思います。
どちらを好むかですね。僕は今月はアゴーラ堺を選択しましたけど(笑)
ウェディングは面白いそうだと思いますね。
いいビュッフェを楽しんできてください。
これからもよろしくお願いします。
2018-05-20 日 09:52:28 |
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あつきち
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いつもありがとうございます。
そうですね。こちらは気づきや発見の面白さがあります。
枝豆とトマトのやつは、割り切ってもっと食事っぽく仕上げてしまったほうがいいように思いました。
楽しまれたようでよかったです。
これからもよろしくお願いします。
そうですね。こちらは気づきや発見の面白さがあります。
枝豆とトマトのやつは、割り切ってもっと食事っぽく仕上げてしまったほうがいいように思いました。
楽しまれたようでよかったです。
これからもよろしくお願いします。
2018-05-20 日 10:09:16 |
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あつきち
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2018-05-20 日 10:40:44 |
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2018-05-20 日 21:07:27 |
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[編集]
こちらこそありがとうございます。
今日は堪能されてきました?
ビュッフェはそれぞれに違った魅力があるので、自分がしっくりくるところが一番ですね。
価格や味もそうですけど、雰囲気や客層など、自分の居心地の良し悪しで基準を持たれるといいと思います。
ジャポネはもうないでしょうね。あのシェフだからこそ有り得たテーマですから。
ただ今回を見る限り、和のテイストを取り入れる傾向があるようなので、そのあたりは楽しみです。
アゴーラ堺はまた違った魅力なので、いい楽しみ方ができます。
いえいえ、むしろ僕のほうが教えてもらいたいぐらいですよ。お会いできるのを楽しみにしています。
これからもよろしくお願いします。
今日は堪能されてきました?
ビュッフェはそれぞれに違った魅力があるので、自分がしっくりくるところが一番ですね。
価格や味もそうですけど、雰囲気や客層など、自分の居心地の良し悪しで基準を持たれるといいと思います。
ジャポネはもうないでしょうね。あのシェフだからこそ有り得たテーマですから。
ただ今回を見る限り、和のテイストを取り入れる傾向があるようなので、そのあたりは楽しみです。
アゴーラ堺はまた違った魅力なので、いい楽しみ方ができます。
いえいえ、むしろ僕のほうが教えてもらいたいぐらいですよ。お会いできるのを楽しみにしています。
これからもよろしくお願いします。
2018-05-20 日 21:42:26 |
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あつきち
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いつもありがとうございます。もちろん覚えていますよ。
僕なんかよりもスイーツを楽しまれているご様子、いつも感心しております。
ここのシェフも言ってましたが、お客さんの意見を聞いて試行錯誤して、
ようやくお客さんがつき始めたという経緯がありますからね。
料理人の人って、色々勉強して、「これが絶対おいしい」という形を知っているはずなんですよ。
でも、なぜかその自分の形がウケないという壁にぶちあたってしまう瞬間があるんでしょうね。
他の職業でもそうですが、相手がいる以上、「マーケティング思考」がやっぱり必要になってくるんだと思います。
食べる側の意見を取り入れながら、その一方で自分がおいしいと思う形も表現できる、そのあたりが偉いなぁと。
しかも、ここのシェフがすごかったのが、先読みをしてニーズ自体を作りだしてた感もあるんですよね。
やっぱりそういう苦悩を乗り越えてきた思いは食べる側に伝わりますから、そんなビュッフェに行くとやはり楽しいです。
こちらこそ、またお会いするのを楽しみにしています。
僕なんかよりもスイーツを楽しまれているご様子、いつも感心しております。
ここのシェフも言ってましたが、お客さんの意見を聞いて試行錯誤して、
ようやくお客さんがつき始めたという経緯がありますからね。
料理人の人って、色々勉強して、「これが絶対おいしい」という形を知っているはずなんですよ。
でも、なぜかその自分の形がウケないという壁にぶちあたってしまう瞬間があるんでしょうね。
他の職業でもそうですが、相手がいる以上、「マーケティング思考」がやっぱり必要になってくるんだと思います。
食べる側の意見を取り入れながら、その一方で自分がおいしいと思う形も表現できる、そのあたりが偉いなぁと。
しかも、ここのシェフがすごかったのが、先読みをしてニーズ自体を作りだしてた感もあるんですよね。
やっぱりそういう苦悩を乗り越えてきた思いは食べる側に伝わりますから、そんなビュッフェに行くとやはり楽しいです。
こちらこそ、またお会いするのを楽しみにしています。
2018-05-20 日 22:07:34 |
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あつきち
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2018-05-21 月 08:42:41 |
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いつもありがとうございます。
そうなんですよ。おいしいんですよ。
ただ、1回目に食べて「ん?これ何?もう1回食べてみよ」というものが少なかったんですよね。
本文に書いたように、自分なりに仕上がったと思っているところに、もう一工夫加えることができるというのは、
相当な職人ぐらいしかできませんからね。でもきっと、その壁を越えていいものを作ってくれるだろうと期待しています。
再始動し始めたばかり。これからまたいいビュッフェになっていきますよ。
これからもよろしくお願いします。
そうなんですよ。おいしいんですよ。
ただ、1回目に食べて「ん?これ何?もう1回食べてみよ」というものが少なかったんですよね。
本文に書いたように、自分なりに仕上がったと思っているところに、もう一工夫加えることができるというのは、
相当な職人ぐらいしかできませんからね。でもきっと、その壁を越えていいものを作ってくれるだろうと期待しています。
再始動し始めたばかり。これからまたいいビュッフェになっていきますよ。
これからもよろしくお願いします。
2018-05-22 火 00:09:55 |
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あつきち
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2018-05-29 火 22:13:51 |
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天国に旅立っ…じゃない南国に旅立ったタノッチ無き跡
回ごとに新たなイズムを掴み、彼が成せなかった肉汁滴る神戸牛スイーツを生み出してくれるとわたしは信じてるww
楽しみダナー\(^o^)/
回ごとに新たなイズムを掴み、彼が成せなかった肉汁滴る神戸牛スイーツを生み出してくれるとわたしは信じてるww
楽しみダナー\(^o^)/
2018-05-29 火 22:24:09 |
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🐸
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