2018-10-09 Tue
スイーツビュッフェ第4弾に行って来ました。
毎回違った装いを見せるこのビュッフェ。もはやテーマなどは無用、何がどんな風に出てくるのかも楽しみです。
今回は各回人数を制限しているようで、店内はやや落ち着いた雰囲気を受けました。
スイーツ その1



















おまけの断面
このあたりから食事系














スイーツ その2











ミルキッシュジャムとパン








飲み物


今回のメニュー


スイーツも食事も、相変わらず充実の品揃えです。品数だけでなく内容も手抜きなし。
特に食事系は、きのこやサンマ、栗など秋の食材を使ったものが目立ちます。








前回は野菜を使ったものや、ベリー味のものが多くて、なかなか変わった印象でしたが、
今回はバラエティも豊かで、ものすごいバランスがいい構成に思えました。
伝統使用の焼き菓子のものもあり、野菜を使って新しくアレンジしたものもあり、その2つのエッセンスを併せたものもあり、
このお店の強みを発揮して、目指すベクトルをうまく表現した内容だなと感じました。
ピーカンナッツとオレンジのガレット。これは気に入りました。
ナッツの香ばしさ、食感とメープルシロップがとてもよく合っていて後味にオレンジのほのかな香りがするおいしいタルト。
野ばらのジャムとマロンのタルト。野ばらのジャムは意外と酸味があるもので、マロンよりも主張がありました。
マロンのシャルロット、リューベッカーザーネトルテ、あたりは強めのラムの香りがして「おっ!きたきた」と上がりました。
イタリア産ピスタチオとチョコレートのムース。ピスタチオが強めでプルンとしていて存在感のあるムース。
これだけしっかりしたピスタチオのムースも久々に食べた気がします。チョコとも互角に勝負できます。
ビスキュイショコラシュニッテン。一番下の層が固めでザクっとしたビスキュイ層でいい食感。
チョコと固めのクリーム、フルーツが相まっていいバランス。
丹波栗のポタージュ プルーンのラビオリ。栗の甘さを活かした素朴な味の冷たいポタージュ。優しくて懐かしい味わい。
丹波の黒枝豆のコンフィと豆乳のブランマンジェ。
ブランマンジェがしっかりとした甘さで、枝豆の青臭さをうまく包みこんでいて、うまくアクセントに変えていました。
半分オードブルのようなスイーツは、ここが表現しようとする方向性の一つですね。今回はうまくハマっていたように思います。
タルトや焼き菓子といった類は、どれもとてもおいしいです。そして、どれも本格的。
名札を見て、「へー、そんなお菓子があるのか」なんて新しい発見があるのも、ここのビュッフェの魅力です。
食事は言うことなしですね。スイーツの合間に食べれるような味やサイズ感、しかもここでもすべてが本格的。
ブイヤベースの魚介の出汁の濃さ、茸のカプチーノの強い茸の香り、なんかはクラクラするほどでびっくりします。
パエリヤは栗、豚バラ、の他にもソーセージやリュバーブなんかも入っていて、豪華な洋風栗ごはんといったところ。
茸のブルグールは、茸と麦の雑穀っぽい食感のあっさり味のサラダ。なぜかこういうシンプルなのがハマる。
パンもバラエティ豊かです。食事っぽいのが2種、ニュートラルなのが2種、甘いのが1種。
せっかくミルキッシュジャムがありますからね。このあたりもうまく楽しみたいですね。
ちなみに、キノコのブリオッシュは中にしめじが入っていて、タルティーヌはあめ色に炒めた玉ねぎとチーズ。
どちらもシンプルな味付けのもの。
焼き菓子の生地の仕上げ方やチョコレートの使い方を見せつけられると、やっぱりここのスイーツはレベル高いなぁと思います。
どれも丁寧に作りこまれていて、デコレーションも余計なものを加えずに、しかもうまく魅せていて手がこんでいます。
このビュッフェに対する熱意というか、スイーツ=作品のようなパワーすら感じました。
次回はまたどんな世界を表現するんでしょうね、楽しみです。
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