2019-02-16 Sat
バレンタインデザートブッフェに行ってきました。(2/14)ラウンジ、ではなく、今回は35階の別会場で行われました。しかも平日ど真ん中の夜。初めてづくしのビュッフェです。
バレンタインの夜、35階からの神戸の夜景は、なかなか雰囲気がありますね。
店内の様子。






(Special Thanks::Y.Y.)
スイーツ













ライブキッチン


アイスクリーム


軽食










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時間の都合上遅れて到着しましたが、お客さんでほぼ満席でした。






ケーキはどれもおいしかったですね。
ブラックフォレスト。
チョコとの相性抜群の洋酒風味のチェリーと生クリーム、それぞれの割合がよく、完成度が高いと感じました。
チーズケーキ。
一見チーズケーキと思わせない質感ながら、舌触りと後に残る風味はまさにチーズケーキのそれ。
底のサクっとした層の食感もさることながら、別添えのキャラメルソースは技あり。キャラメルの風味で一層食べやすい。
昨年9月のチョコレートデザートビュッフェに登場した、別添えのリキュールのソースを彷彿とさせます。
うん、あのリキュールのソースは本当にいいアイデアとラインナップでした。もはや伝説です。
ブラウニー。通常よりもかなり軽めに、サクっとした仕上がりになっています。
チョコレートテリーヌ。テリーヌ・・・というよりロールケーキの一種ですね。パッションフルーツの香りがして爽やか。
チョコレートプリン。金柑との組み合わせ、少し和風な甘酸っぱさと濃厚なチョコの組み合わせ、よかったです。
金柑は、生のものより少し火を入れてゼリーとあわせて添えたほうが、食感や味がまとまってよくなるかなと感じました。
ハチミツレモンゼリー。レモンの風味が独特で強く、ハチミツがあまり感じられなかったので、ハチミツ風味のパンナコッタと
二層仕立てにしたらよさそうだなと思いました。



食事は、ラウンジと比べてかなり様変わりしました。どこかのランチバイキングで出てきそうな、こなれた感じがします。
冷菜とか変わったものがあってよかったんですけどね。
なぜか、ごぼうがよくフィーチャーされてましたね。たしかに、チョコとごぼうの組み合わせは合いますね。
ごぼうチップスはやけにうまかったです。チョコと塩気のバランスとサクサクの食感、クセになります。

アイスは、いつものケースがなくて保存状態が悪かったのが残念でしたが、変わりなくおいしかったと思います。
赤ワインとリュバーブはよく合っていましたね。ワインの風味もよくきいていました。
コーヒーのアイスも、しっかりと濃いめのコーヒー。
回を追うごとに、王道のデザートビュッフェとして洗練されていきますね。
陳列の仕方や魅せ方はとてもうまい。わかりやすいおいしさだし、食べやすいサイズで飽きも少ない。
ビュッフェとしての完成度は確かに高くなっているし、満足感もあります。
ただ、ここのファンとしては、やっぱりどことなく面白みに欠ける部分を感じてしまいます。
それは、別に他でも味わえるよねというところ。ケーキ以外のプティフール、食事系などは特に顕著で、
正直なところ、「うん、こういうの、他でもよくあるよね」と思ってしまう。
中学の時以来、女友達に久々に会って、
「きれいになったね。きっとモテるだろうね。でも、普通でつまんなくなったよね」
というような感じです。
先ほど、昨年の9月のチョコレートビュッフェについて触れましたが、
例えば、下のラウンジであのビュッフェが同時開催してたら、迷わずあっちに行くだろうなぁと思います。
同じテーマでも、あっちの内容のほうが、今振り返ってみてもワクワクします。
ナッツやスパイス、オレンジ、林檎、紅茶や抹茶に生姜…他ではあまり見かけない、ユニークなメニュー。
作り手が、チョコレートのあらゆる可能性を考え、工夫と試行錯誤した果てに生み出された作品には、
イキイキとした気持ちがこめられていて、それが食べる者に伝わり、
「今回はどんなものが出てくるんだろう」とか、「あれはどんな味がするのかな、これももう一回食べてみたいな」
という、期待やワクワクの源になっていたように思います。それが、最大の魅力。
そこには、「他はたいていこうだから」というつまらない正解値なんてなかったでしょう。
「ユニーク」という言葉は、デジタル用語では「唯一の、一意の」という意味で使われます。
綺麗なパッケージとして総合的に仕上げることは問題なさそうです。とてもよくなった。
あとは、ユニークなモノづくりができるスタッフの皆さんが、その能力とパワーを大いに発揮して足していけば、
きっとこれから、他にはない素晴らしいビュッフェになりそうです。
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