2019-09-14 Sat
スイーツ&サンドウィッチビュッフェ~栗とぶどう~秋になると、どこもかしこもいい響きのテーマになりますね。































チキン南蛮 特製タルタルソース


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ウェルカムドリンクのマスカットのソーダとウェルカムプレート。
ウェルカムプレートはプルーンのコンポートと和栗のモンブラン





スーパーシリーズが姿を消して、ニューオータニっぽくないラインナップです。
スーパーシリーズ=ニューオータニと捉えている方は物足りないでしょうね。
ただ、この「っぽくない」感覚、個人的にはその固定観念から脱却して、
オリジナリティへの方向を打ち出していて好印象に感じました。
意地の悪い表現をすると俗的、良いように言えば、カジュアルになったような感じ。
洋梨の焼タルトは強くそれを感じました。
以前、堂島ホテルで出されてた「ブルダルー」に近い味で、甘めに仕上げられた洋梨とナッツの香り、
しっかりと焼きあげられたタルトは、小洒落たカフェあたりでホイップを添えられて出てきそうな雰囲気です。
「ニューオータニ」というネクタイを少し緩めたような雰囲気を醸し出していて、勝手に今回のシグネチャに位置づけました。
パンプキンムースは、乱暴に言ってしまうとチーズとあわせたパンプキンサラダのよう。
割としっかりしたかぼちゃのムースは、チーズがほのかに香っていて、クセが少なくて思いの外食べやすい。
通常なら「スーパーモンブラン」がドンッと置かれそうなところを、フランス栗、イタリア栗、かぼちゃ、と3つのモンブランが
小ぶりのサイズで用意されていたのも、少しずつ色んなものが楽しめて、ビュッフェ的にはいい感覚だと思いました。
この3つのモンブランもそうですが、全体的に甘さは抑えられていて、食べやすいものが多かったですね。
マロンショートケーキ。マロンとミルク感が強めのクリームのシンプルなもの。「スーパー」ではないものの、
慣れ親しんだ、身の丈感があるショートケーキ。
脇役の扱いっぽい、無花果の赤ワインコンポートは、すっきりとしていながら酒臭くないスープで、
いちじくのプチプチとした食感もよく、スイーツの合間に食べるのにいいですね。
こちらも脇役っぽい林檎ゼリー。リンゴまんま・・・というより、よりフルーツ感がアップされた仕上がりでなんかおいしい。
かぼちゃシフォンケーキは、シフォン自体は普通ですが、添えられたかぼちゃのクリームの方は、
かぼちゃのザラッとした食感を残していて、なかなかの存在感。
パウンドケーキは、好物のいちじくでもはや好物だらけ。
振り返ってみると、「栗とぶどう」と言いつつも、随所にいちじくが使われているあたりも気に入りました。
この時期は、いちじくを使ったものが一番間違いない・・・
そして、ドシッとマロンミルフィーユが控えているのは、まさに本営に鎮座する親方様のよう。
なんだかんだ言って、やっぱりここは外せないなぁ。



おすすめ麺料理は、出される度に変わります。今回は、焼きそば→しらすのペペロンチーノ風など。
最近は酸味が強めだったカレーは今回はココナッツがほんのり香る、アジアっぽい味付けでした。


季節モノの洋梨、無花果はやっぱりおいしい。ねっとりした食感でいい果実感。
ここ最近は、面白みという部分ではどことなく物足りなさを感じていましたが、バラエティ感もあってビュッフェだと思いました。
ビュッフェで出されるサイズのスイーツというのは、店売りとはまた違った表現の仕方があるとあると思うので、
ここでしか味わえないオリジナリティや個性が出てくると、また面白い内容になりそうですね。
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