2019-10-21 Mon
〇一見スタンダードに見せながら、大胆なオリジナリティーも併せ持つ。まだまだ進化中。ハロウィンスイーツビュッフェ





























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柿と山椒のムース



適度にハロウィンのデコレーションが施されて、色彩豊かで華やかです。
中でも一番目を惹いたのは、ウエディングケーキサイズのでっかいケーキ。こういうのがあると、自然と気分も盛り上がります。
と言いながら、マルジョレーヌ、紅茶のタルトあたりが気に入りました。
マルジョレーヌは、ピスタチオとチョコを合わせたもの、ナッツのクリーム、バニラクリームの三層仕立ての伝統菓子のアレンジ。
とにかくナッツの香りが満載で、それぞれの層のコク、特にピスタチオとチョコの層の存在感が際立っています。
紅茶のタルト。紅茶のバディに選ばれたのはオレンジ。これが非常によく合う。
柔らかな甘酸っぱさで、紅茶の香りとよく馴染んでいるのは、オレンジを紅茶で煮込んでいるからだそう。
おばけパウンド。ピスタチオを使った素朴なパウンドケーキ。オバケ部分はカカオ味で別に焼いているとか。
カボチャとバニラのムース。かぼちゃはかなり主張が弱め。全体的にミルク感に包まれているムースケーキ。
かぼちゃプリン。逆にこちらはかぼちゃの主張が強めのプリン。メリハリをつけた構成です。
竹炭と紫芋のロールケーキ。単に黒色を表現するためだけに使われる竹炭は味気なくて好きではないのですが、
マフィンに使われたバタークリームもそうですが、しっかり味わいがあるもので、丁寧に作られている印象を持ちました。
柿と山椒のムース。そうそう、こういうのをさりげなく置いてるのがここの真骨頂。ハロウィンって何?って世界観。
山椒はそれほど強くないですが、その風味は感じます。柿もしくはチョコのクランブルで好みの加減で楽しめる。
パンが相変わらずおいしい。
キッシュの厚さときたら・・・ほうれん草だけでなく玉ねぎも沢山入っていて、クオリティ高め。
キャラメルナッツのデニッシュ。これは好きなやつですね。ナッツのザクザクとデニッシュのサクサク、これはマズい。
あと、いつものことですが、やっぱりミックスサンドがやたらとおいしい。たまごとハムでシンプルなものなのになぁ、なぜだろ。
ハロウィンのメニューに寄せていたからか、わかりやすい一般的な顔ぶれが多かったように思います。
それでも、ハロウィン一色、というわけではなく、スタンダードなものや変わり種もあって、バラエティに富んでいます。
メニューの構成や一つ一つのケーキの味の決め方、デコレーションの仕方を見てると、
細やかな配慮や計算で組み立てられていますが、反面、形にするときには結構大胆さを持ち合わせているように感じます。
緻密な配分でマルジョレーヌを作る一方、でっかいケーキをポンッと出したり、
いつぞやはブロッコリーをポンっと・・・てこともありましたし。
個人差はあると思うんですが、女性って、慎重に見せながらも、むしろ男性より思いっきりがいいと思ったりするんですよね。
そういう気持ちのいいところが、胸をすくような感じがして結構好きなんですが、
ここのパティシエさんも女性で、そういう気持ちよさを所々に感じることがあって、そういう点でも好きなスイーツです。
ますます、面白くなっていくような感じがしますね。
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