2020-09-06 Sun
デザート&パンブッフェ モンブランフェア「モンブラン」というのは、てっきりケーキの形のことだけかと思ってましたが、ほぼ「栗フェア」ですね。
口あたりのいい夏のメニューから、重めの秋のメニューに一気にギアが入ったような感じ。
ビュッフェなんで、確かに全体を通して食べるとどうしても最後はどっしり感で撃沈してしまうと思いますが、
ひとつひとつのスイーツ自体は、随所に細かな工夫がされていて、いくつかの素材の豊かな風味が活きていて、
重ねあげられた層の機能美といい、相変わらずの完成度の高さでした。
メニューの中には、ひとクセあるものがいくつかあって、挑戦的というか前衛的なスイーツには、活きの良さを感じます。

洋梨のショートケーキ
(ふわっと香る紅茶のクリームと洋梨のコンポートをサンドし、洋梨のブリュレを合わせました)
→強めの紅茶の葉の香り、2つのクリームと洋梨の優しい口あたり、そして、ブリュレのコクと甘さ。
とてもいいバランスで、ショートケーキという名前以上のケーキです。

カシスマロン
(高級マロンを贅沢に使用 シンプルにカシスとの組み合わせ)
→カシスはクリームで使われていて柔らかな風味。栗の風味の主張が強く、バニラムース層がうまく中和している。

抹茶モンブラン
(宇治抹茶をふんだんに使用し、求肥や白あんの和素材と隠し味に白味噌を・・・)
→抹茶の香りがよく、味も濃い。クリームとタルト台の間にはシート状の求肥が敷かれてモチモチ。
最後に米粒のあられ?をサッと振られて、高い和菓子感や食感の変化も楽しめる。

モンブラン
(人気のモンブランブッフェスタイル マカダミアの食感とと共に)
→もはやこれが標準に見えてしまうのが、ここの引き出しの多さのすごいところ。
今でも、マカダミアを採用したセンスはやっぱりうまいなぁと思います。

チョコレートモンブラン
(マロンとショコラを合わせたリッチなモンブラン)
→ものすごく重たい印象を受けますが、甘さよりもミルクチョコのリッチな風味やムースの口あたりのよさ、
マロンクリームの主張もほどよく、むしろ食べやすさすら感じます。

紫いもチーズ
(沖縄県産紫芋を2種類のチーズケーキに シナモンクランブルの食感)
→食べる箇所によって変化していく味わいを楽しめるケーキ。紫芋のクリームは重くなく、チーズにうまくマッチしている。
品よく香るシナモンのクランブルをさりげなく添えるあたりもニクい。

ソルティキャラメル
(塩キャラメルのアントルメスタイル 香ばしいクルミのキャラメリゼ)
→すっきりとした後味のキャラメルムース、そしてキャラメリゼしたクルミが口の中でカリっと崩れる食感とほろ苦さ。

栗はちみつ
(ミツバチが栗の木の花の蜜のみから採取した特別な蜂蜜 香料不使用の独特の香りをお楽しみいただけます)
→なんともいえない香りの、クセのあるケーキ。なんか昔嗅いだことのあるような香りだなと思ってましたが、
たぶん、小学校のときに跳び箱とかが置いてある用具室?っぽいにおいに近いような気がせんでもない・・・
フランス製のはちみつだそうで、味は普通のはちみつです。さっくりと固い食感の台生地がおいしい。

抹茶オレンジタルト
(宇治抹茶とオレンジのタルト)
→抹茶とオレンジの組み合わせ、とても合います。

栗のタルト
(ラム酒香る栗のタルト)
→ラム酒の香りはほぼ飛んでいました。素朴な栗のタルト。

いちじくのタルト
(アニス香るいちじくのタルト)
→スパイスを合わせたいちじくの魅力を教えてくれたのも、ここでした。

ザクロマロンタルト
(ザクロと砕いたマロンのタルト)
→固いマロンが使われていて、噛むほどに栗の香りや風味が出ます。ザクロとの相性もいい。

洋梨のタルト
(アールグレイ香る洋梨のタルト)

























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紅玉ムースは、上のジュレ層のりんご感が強くておいしい。下のムース層は意外とコクのあるムース。



キッシュはカレーからトマトソースに変わっていました。マドレーヌがしっかりとした生地と味でおいしい。

オーダースイーツのしぼりたてモンブラン。メレンゲ台とクリームのスタンダードタイプ。アイスとともに。
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