2021-03-14 Sun
スプリングガトーアソートフェア 〜春の訪れ たくさんの苺と魅惑のチョコレート〜 いちごとチョコ、と銘打っていますが、いちごとチョコだらけ…ということはなく、
桜の香り、柑橘の甘酸っぱさと、どちらかというと「春の訪れ」のフレーズがしっくりときます。
いつもながら細かいところまでセンスにあふれた、バラエティ豊かな内容でした。

スフレショコラショート
(スフレショコラをシート状に敷き、ショートケーキスタイルに。生チョコのソース)
→珍しく三角形のカットで提供。スフレという響きとは裏腹に、かっちりと締まった生地でカカオ感が強い。

シャルロット・フレーズ
(シンプルに苺を加工しました。ムースとコンフィ、フレッシュの3パターンをご賞味ください)
→苺をたらふく堪能したかった人にはこれがおすすめ。コンフィが加わって濃いめのいちごテイスト。

抹茶ロール
(京都・宇治抹茶を使用したロール生地。黒糖クリーム、わらび餅、粒あんを巻き込みました)
→抹茶とわらび餅で上品な口あたり、黒糖クリームで香ばしいコクをさりげなく加えています。
特に旬の何かを使っているわけでもないけど、なんとなく日本の春を感じさせます。

桜とモンブラン
(桜餡をセンターに和の要素を加えたモンブラン。桜を思わせるトンカガナッシュの余韻)
→個人的にモンブランの理想のアレンジ。桜とトンカ、その香りはそれぞれ単体だと「似てる」と言われますが、
合わせてみるとやっぱり似て非なるもので、味と香りでとてもいい補完関係を形成しています。
適度な和のエッセンスも心地よい。

ミモザ~Mimosa~
(シャトー前に咲き誇るミモザをケーキで表現。レモンのブラウニーにたっぷりのレモンシロップをうち、
クランチで満開のミモザを表現しました)
→酸味のないレモンは酸味が爽やかに香って、むしろコクのある甘さ。
ボトムに入れ込まれたマカダミアの食感と香りが、それらと絶妙に調和しています。
見た目の鮮やかさ、味の意外性と、魅力的なケーキ。

桜オペラ
(グリオットのガナッシュに桜のバタークリーム。桜の香りを活かす隠し味の”瀬戸内レモン”を随所に使い
オペラスタイルで仕上げました)
→ショコラのクリームにバタークリーム、しっかりとしたコク深さがありながらその重さをさほど感じさせないのは、
シロップでヒタヒタのスポンジと桜やレモンの軽やかな香りがあるからか。軽やかな春らしいオペラ。

豆乳レアチーズ
(低糖を意識した豆乳ケーキ。「おいしく健康に」を少しずつ…)

チョコミント・グラッセ
(賛否両論、好き嫌いが分かれるチョコミント。冷凍ケーキスタイルで)
→ペパーミント系のミントにブラウニー調の生地、時折パリパリの食感もあって、ミントを上回るチョコが濃さ。
不思議なことに、ミントの葉と一緒に食べた方が、むしろミントがまろやかになってちょうどいい。
あまり得意ではない感じのチョコミントでしたが、全然大丈夫でした。

グレープフルーツタルト
(エルダーフラワーの独特の香りとセミドライしたグレープフルーツ)
→グレープフルーツよりもエルダーフラワーの香りがメインのねっとり甘めのタルト。

桜ブルーチーズタルト
(好きな人は好きなブルーチーズ。桜の塩味と相性抜群です)
→香り自体はブルーチーズが完全勝利。時折感じる塩気は、確かに最高の相性。

バナナタルト
(キャラメルバナナ、シナモンと様々なナッツ)
→素朴だけど、バラエティ富んだ香りが楽しいタルト。

リンゴのタルト
(キャラメリゼしたリンゴとフレッシュのリンゴを合わせて焼き上げました)

柚子の皮タルト
(柚子の皮のみを使った香りのタルトシリーズ)

グリオットタルト
(たっぷりのピスタチオとマラスキーノでグリオットを一緒に焼き上げました)

ライムの皮タルト
(ライムの皮のみを使った香りのタルトシリーズ)

オレンジの皮タルト
(オレンジの皮のみを使った香りのタルトシリーズ)

→しっとりした生地で、一般のマフィンとはまた違った感じ。パンコーナーのさっくりしたマフィンの方が好みかな。



















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苺のフォンダンショコラ。割るとドッといちごクリームが流れ出ます。


新作のパンもちょいちょい登場。コッペパン、なんでもないはずなんだけどなんかおいしい。
パニーニあたりの出来立て熱々のものはうれしいですね。
(おまけ)
流行りのマリトッツォがあったので、テイクアウトしてみました。


こっちはコーヒー。
やや固めの生地にたっぷりのクリーム。少し塩気を感じて、意外とスッと食べれます。
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